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トヨタ車 登録が多いワケ

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2023年2月の新車販売の車名別ランキングが発表された。

【画像】受注再開【レクサスNXの内外装を詳しく見る】 全58枚

登録車の2月のランキングは、生産調整の影響が小さくなって前年同月比51.3%増(1万5760台)を販売した「トヨタ・ヤリス」が、2か月連続での首位を獲得。


2月の登録車の新規登録台数ランキングは、トヨタ車がベスト10のうち9車種を占める結果に。    トヨタ

続く第2位には、同16.6%増(1万4738台)を記録した「トヨタ・カローラ」が、第3位には同230.9%増(1万1767台)を達成した「トヨタ・シエンタ」が入った。

第4位には、同9.4%増(1万709台)を登録した「日産ノート」が、前月と同順位で並ぶ。

以降はトヨタ・ルーミー、トヨタ・ヴォクシー、トヨタ・ノア、トヨタ・アクア、トヨタ・ハリアー、そして1月にシリーズパラレル・ハイブリッド車の販売を開始したトヨタ・プリウスの順で続き、結果的にトップ10のうちの9台をトヨタ車が占めることとなった。

部品の供給状況を精査しながら関係仕入れ先と連携し、生産調整の期間を縮小して“受注残の解消”を進めたトヨタの戦略が効果を上げたと見られる。

2023年2月 登録車のブランド通称名別順位(自販連調べ)

1位 トヨタ・ヤリス:1万5760台
2位 トヨタ・カローラ:1万4738台
3位 トヨタ・シエンタ:1万1767台
4位 日産ノート:1万709台
5位 トヨタ・ルーミー:8645台
6位 トヨタ・ヴォクシー:8523台
7位 トヨタ・ノア:8518台
8位 トヨタ・アクア:8191台
9位 トヨタ・ハリアー:7843台
10位 トヨタ・プリウス:7681台

注目モデルの成績に触れていこう。

レクサスも生産調整を克服へ

トップ10以降では、SUVおよびクロスオーバーモデルの好調ぶりが際立つ。

昨年10月に一部改良を図った「トヨタRAV4」が前年同月比114.5%増の6588台を販売して第12位に。


レクサスNXは一部改良を実施し、3月2日に発売、注文の受付を再開した。ブラック系の内装を除き、パネル・トリムの色遣いが変わり、華やかさを増している。    レクサス

昨年8月にプラドの特別仕様車を設定した「ランドクルーザー・ワゴン」が同135.8%増の5534台を達成して第14位に、昨年9月に発売した「マツダCX-60」が4375台を売り上げて第19位に。

クロスオーバーを設定した「トヨタ・クラウン」が、同135.9%増の3581台を販売して第21位に。

生産調整の改善を図った「レクサスNX350h」が同663.7%増の3559台を登録して第22位に、昨年7月に全面改良した「日産エクストレイル」が同182.2%増の2616台を成し遂げて第25位にランクインする。

また、昨年7月に仕様変更を行ったジムニー・シエラは、同32.7%増の2207台を達成して第28位に。

昨年8月にSTIスポーツを追加した「スバル・フォレスター」は同12.9%増の1752台を記録して第30位に、昨年8月に一部改良を図った「スズキ・クロスビー」は同184.7%増の1338台を販売して第36位に入った。

2月の軽 3モデルが1万台超え

2月の軽自動車ランキングは、生産調整の影響で前年同月比1.6%減となったものの1万9652台を販売した「ホンダNボックス」が、9か月連続でのトップにつく。

続く第2位には、昨年10月にマイナーチェンジした「ダイハツ・タント」が同42.6%増(1万2743台)を達成して前月と同位に位置。


EV普及のキーとなる日産サクラは、連月4000台規模の販売が続いている。

また、第3位には昨年7月にキャンバスを全面改良した「ダイハツ・ムーヴ」が同91.7%増(1万41台)を成し遂げてランクインした。

2023年2月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報(全軽自協調べ)

1位 ホンダNボックス:1万9652台
2位 ダイハツ・タント:1万2743台
3位 ダイハツ・ムーヴ:1万41台
4位 スズキ・スペーシア:9790台
5位 日産ルークス:9140台
6位 スズキ・ワゴンR:7299台
7位 スズキ・アルト:6475台
8位 ダイハツ・タフト:6065台
9位 スズキ・ハスラー:5611台
10位 ダイハツ・ミラ:5153台

注目車の動向を見ていこう。

昨年9月に一部仕様向上を図った「日産ルークス」は、前年同月比37.3%増(9140台)を記録して第5位に。新バージョンのスマイルが販売を牽引する「スズキ・ワゴンR」は、同9.7%増(7299台)を達成して第6位にランクイン。

また、昨年6月に発売した軽EVの「日産サクラ」は4109台、「三菱eKクロスEV」は1074台の販売を記録する。

さらに、20thアニバーサリーエディションの生産を開始した「ダイハツ・コぺン」は同32.6%増(488台)を成し遂げた。

一方で商用車カテゴリーでは、昨年12月に全面改良を実施した「ダイハツ・ハイゼットカーゴ」が同6.0%増(8237台)、昨年8月にデビューした新型軽バンの「スズキ・スペーシアベース」が1423台の販売台数を記録。

昨年11月に一般販売を再開するとともに法人向けの販売も強化した軽商用EVの三菱「ミニキャブ・ミーブ」は、同178.2%増の409台を登録した。

登録車と軽の合計ランキングは?

なお、登録車と軽自動車を合わせた2月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが6か月連続での首位に立ち、以降はトヨタ・ヤリス、トヨタ・カローラ、ダイハツ・タント、トヨタ・シエンタと、前月と同順位で並ぶ。

また、トップ5に日産ノートとダイハツ・ムーヴを加えた計7車種が月間販売台数1万台を超え、前月と同レベルをキープした。