マスターズをかけた高校ラストゲーム 隅内雅人は“一生2位”から脱却へ集中力持続「他の大会と違う」
「マスターズ」と「全英オープン」の出場権のかかったアジア太平洋地域ナンバー1決定戦。高校生活最後の試合と位置付ける隅内雅人(水戸啓明高校3年)は4バーディ・ボギーなしの「68」で回り、首位と3打差の5位タイ発進。ビッグタイトルに向けて順調な滑り出しとなった。
現地入りしてからショットの調子が上向きの隅内は、前半のアウトで3つ伸ばして折り返す。後半も好機を演出するが「2.5〜3メートルのパットがことごとく入らなくて…」。思い描いたラインに対して狙いどおり打ち出し、「入ったかな」と思ったボールが芝目の影響により最後の最後でカップに蹴られるホールが4回も続いた。
「パットが決まっていたら後半30ぐらい出たかも」と話したが、後半に奪ったバーディは1.5メートルにつけた最終18番のみ。好調なショットを頼りにしながらもグリーン上ではストレスのたまる後半。余力を残しながらのこの順位となった。
チャンスを作りながらも決められない。それでも集中力を切らさずに回りきった。これまでの試合では思い通りに打ててパットが決まらないと「ボロボロ崩れる癖がありましたが、今日は珍しい感覚で集中力が切れませんでした」と18ホールを振り返った。
集中力を持続できたのは高校生活最後の試合であり、「マスターズ」に通じる規模の大きな大会に対してのモチベーションもある。「他の大会と違ってかかっているものの重さが違います」と話すが、今年一年の集大成としてもいい結果を出したい。
春の全国高校選手権で全国制覇。しかし、関東ジュニアは2位タイ、関東アマも2位タイ、そして夏の全国高校選手権も2位。日本ジュニアは5位タイに終わった。「春優勝でいいスタートを切ったんですけど、少し足らずの2位、一生2位みたいな感じでした。自分のミスから優勝逃しだったのでそれをここで晴らせればいいかなと思っています」。自らのミスで優勝を逃した経験をここでは発揮したい。
首位とは3打差のスタート。「何があるか分からないですけど自分のプレーを貫けるようにがんばりたいです」。“一生2位”からの脱却で頂点を目指す。
<ゴルフ情報ALBA.Net>
