この記事をまとめると

■新車の室内は独特な匂いがする

■匂いは3カ月から1年続くと言われている

■なるべく早く匂いを消す方法を4つ紹介する

晴れた日は窓を全開にしてドライブ!

 匂いというのは難しいもので、敏感な人もいれば鈍い人もいる。そして好悪も分かれるところ……。

 クルマ好きにとって、新車が手もとに届いて、新しいカーライフがはじまるのは喜ばしい出来事だが、納車されたばかりのクルマの車内には、新車独特の匂いがこもっている。

 この匂い、好きな人もいれば嫌いな人もいて、嫌いな人にとってはかなり不快。なかには新車の匂いが原因で、クルマ酔いになる人も!?

 車種や保管場所、利用頻度、個人差もあるが、あの新車の匂いは乗り始めてから短くても3カ月、通常、半年から1年は続くと言われている。あの新車の匂いを早く消すにはどうすればいいのか。

 新車の匂いの正体は、大きく分けて二種類あって、ひとつは主に内装に使われている接着剤と、ゴムなどに含まれている揮発性有機化合物(VOC)の匂い。

 クルマを作る工程や素材のなかに、およそ200種類以上の揮発性有機化合物が使用されていて、これらが揮発することによって匂いの元となる。

 もうひとつは、シートのウレタンなどに使われるホルムアルデヒドの匂い。ホルムアルデヒドは、水に溶けやすい刺激臭のある無色の気体で、シックハウス症候群の原因となる代表的な化学物質でもあり、建築材料に使う場合、規格によって使用する面積が制限されている。

 これらの匂いを消す方法は4つほどある。

1) 換気

 車内の匂いを消す一番オーソドックスな方法は、積極的な換気をすること。

 天気のいい、乾いた日にドライブするときは、なるべく窓を全開にして走り回る。

 匂いの元となるのは、揮発性物質なので、乾かして揮発したものを車外に排出してしまえばどんどん匂いは薄くなる。

 治安上問題がなければ、クルマに乗らない日も、天気のいい日に朝から晩まで窓を開け(ルームランプを消してドアも開け!?)、換気するのもいいが、新車でそれをやるのは自宅敷地内の駐車場でもちょっと不安……。

 というわけで、新車のうちはできるだけ窓を開けてドライブすると、早く新車の匂いとおさらばできる。

消臭剤は無臭タイプがおすすめ

2) 水拭きをする

 固く絞ったぞうきんで、車内を隈無く水拭きするのも有効。水拭きすることで揮発した有機化合物を取り除けるし、ホルムアルデヒドは水溶性でもある。布製のシートなら重曹水で拭き上げると効果大。

 重曹は消臭力もあるので、バケツ一杯の水に大さじ1〜2杯の重曹を入れてよく溶かし、その重曹水ですすいだぞうきんをよく絞って、シート、ドアの内張、ダッシュボード、ハンドル、天井、その他、内装全体をよく拭いて、乾かせばOK(革シートを重曹水で拭き上げるのはNG)。

3) 光触媒スプレーを使う

 ケミカル類を使いたい人には、光触媒スプレーがおすすめ。

 光触媒は、光が当たると表面に強い酸化力が発生し、接触するニオイ成分や有害物質などを酸化分解するシロモノ。

 シャープや東芝、スリーボンドなどおなじみのメーカーから製品化されていて、ディーラーで施工サービスしているところもある。

 スプレーするだけで手軽に消臭できるので、お急ぎの方はまず光触媒スプレーから試してみては?

4) 消臭炭を置く

 クルマの匂いを消すための、クルマ用の脱臭炭、消臭炭が売られているので、これらを車内に設置しておく。

 即効性はあまり期待できないかもしれないが、炭の力で悪臭成分を吸着させるのもひとつの手。芳香剤だと悪臭を別の匂いでごまかすことになるので、かえって気持ちの悪い匂いになる可能性も! 消臭剤、脱臭剤の類いを使うときは、無臭タイプにこだわって選ぶようにしよう(微香も避けたほうが無難)。

 これらの対策は、単一ではなく、併用した方がより早く、新車の匂いを消すことができるので、気になる人はぜひフルコースでどうぞ。