地震で一部が崩れ落ちた花蓮県内の橋=読者提供

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(台北中央社)23日午前1時41分ごろ、東部・台東県で震度6弱を観測した地震。同1時6分ごろから同8時までに余震などとみられる有感地震は79回発生しており、中央気象局は同日、今後3日程度はマグニチュード(M)5.5以上の地震が起きる可能性があるとして警戒を呼び掛けている。

▽1人けが 東部を中心に道路のひび割れや土砂崩れ、停電被害も

台東県では80歳代の男性が割れたガラスでけがをし、病院に搬送された。県内のコンビニなどでは棚に置いてあった商品が床に散乱した。長浜郷や東河郷の省道台11号線では、複数箇所で土砂崩れや落石の被害が確認されたほか、省道台30号線では、路面のひび割れができ、現場周辺が通行止めとなった。

東部・花蓮県玉里鎮では拡幅工事中だった橋の一部が崩落したり、建物が傾いたりした。いずれもけが人は確認されていない。南部・屏東県では一時、1203戸で停電したが、台湾電力によると午前5時までに復旧した。

▽震央付近では過去48年間で初めて起きたM6以上の地震

中央気象局地震観測センターの陳国昌主任は中央社の取材に、地震の原因はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの衝突によるものと説明。M6.6と震度6弱は台湾で今年最大の地震だと語った。過去48年間に今回の震央の位置でM6以上の地震が起きたのは初めてだとしている。

また台湾でM6以上の地震は年平均2.5回発生するとしながらも、今年はすでに3回起きていると指摘。世界中で地震活動が活発になっているようだとし、同センターで引き続き観察を続けると話した。

(李先鳳、李卉婷、盧太城、張雄風/編集:齊藤啓介)