国の機密情報などを守る新たな暗号通信技術・量子暗号通信技術の開発を手掛ける国盾量子(688027、上海)は24日、中国の国家広域量子暗号通信ネットワーク建設プロジェクトの設備供給契約を新たに発表した。(イメージ写真提供:123RF)

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 国の機密情報などを守る新たな暗号通信技術・量子暗号通信技術の開発を手掛ける国盾量子(688027、上海)は24日、中国の国家広域量子暗号通信ネットワーク建設プロジェクトの設備供給契約を新たに発表した。

 国盾量子が24日に発表した公告によれば、全額出資の子会社である北京国盾信息技術が神州デジタルシステム集成サービスとの間で、国家広域量子暗号ネットワーク幹線ネットワーク建設プロジェクト(北京―ハルピン)における量子通信設備およびシステムの販売契約を結んだ。契約金額は4049万2524元(約7.3億円)で、北京国盾信息技術は、量子鍵分配設備、鍵システム暗号交換装置、量子波長分割多重(WDM)装置などの製品を提供する。

 中国では、2018年に国家発展改革委員会が「新世代情報インフラ建設プロジェクトの実施にかんする通知」の中で国家広域量子暗号通信幹線ネットワーク建設第1期プロジェクトへの重点的な支持を打ち出し、北京・天津・河北、長江経済ベルトなどでの量子暗号通信幹線ネットワークや都市間ネットワーク構築を進めている。国盾量子は量子暗号通信設備開発の大手として国家プロジェクトに関連設備をするとともに、国際規格制定にも積極的に参与している。

 国盾量子(科大国盾量子技術、クアンタムCTeK)は2009年に設立され、2020年7月に上海証券市場の科創板に上場した。2021年1〜9月期の営業収入は前年同期比67.57%増の4401万元、純損失は4430万元だった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)