仕事に対してまじめで誠実との印象の強い日本人だが、国土交通省の発表で、建設工事受注の統計データが8年にわたって二重計上されていたことが明らかになった。(イメージ写真提供:123RF)

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 仕事に対してまじめで誠実との印象の強い日本人だが、国土交通省の発表で、建設工事受注の統計データが8年にわたって二重計上されていたことが明らかになった。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「日本の建設統計書き換え問題をどう思う?」と題するスレッドが立てられた。

 問題となっているのは、国内総生産(GDP)の算出にも使われている「建設工事受注動態統計調査」だ。そのためスレ主は、「GDPが上ぶれしていた可能性もある」と問題の重さを強調し、中国人ユーザーらの意見を求めている。

 これに対して、「以前は企業が、今度は国が不正した。次はだれが不正するのだ」、「国民を騙す行為だ」など、手厳しい声が上がった。一方で、「国が謝るなんて」と過ちを認める日本政府に衝撃を受けた人もいた。また今回のような不正があるのは「中国も同じだ。だが、少なくとも日本は報道しているだけマシ」という声もあり、政府の過ちが公になり、国が謝罪するなど中国では考えられない、と感じている中国人は多いようだ。

 また今回の問題は「安倍氏と岸田氏の争いの結果」との見方を示す中国人ネットユーザーは非常に多かった。「アベノミクスが全否定されたのか」、「岸田内閣は安倍氏の残りの毒を一掃するつもりだ」など、岸田氏に肩を持つ中国人が多く、ある人は「岸田氏は総理大臣になったとたん、それまでの優柔不断な態度から一変した。少し前の鎖国令は日本のネットユーザーから『胆が据わっている』と評価され、支持率が上がった」とのコメントを寄せた。

 統計が真実を反映していないという話は中国では珍しいものではないと言われるが、これが日本でもあったというのは中国人にも衝撃的な話だったのだろう。また、「政府が謝罪する」というのも中国ではあり得ない話で、いずれにしても中国人にとっては興味をそそられるニュースだったようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)