日本視察で学んだこと、それが中国農業の「成功事例」につながった=中国
山西省運城市は中国有数のリンゴの産地で、世界各国に輸出されている。味や見た目が良いだけでなく、米国の厳しい検査にも合格し、2015年に中国産としては初めて米国への輸出が認められるようになった、いわば中国を代表するリンゴのブランドだ。
この農家が日本から学んだという最も基本的なことは、リンゴの木の「間隔を空ける」ことだったという。中国では1ムー(1ヘクタールの15分の1)当たり45本植えていたが、日本で学んだとおり16本にまで減らしたという。木と木の間隔を空けることで太陽の光が十分に届き、風通しも良くなり、大型機械も通れることを知り、栽培する木の本数を減らすことが逆に生産量を増やし、品質を高めるという事実に「目から鱗が落ちる」ような衝撃を受けたそうだ。日本の方法を導入して大胆にリンゴの木を伐採した時には周囲の大反対に遭ったそうだが、結果的に質の高いリンゴを生産できるようになったと伝えている。
結局、この農家がモデルとなって運城市のリンゴ農家は軒並み豊かになり、脱・三農問題を成功させた中国の成功事例となったという。運城市のリンゴ農家は、成功の秘訣を伝授してくれた日本の農家に感謝していることだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
