【株価はどう動く?】迫る自民党総裁選、誰が首相になると最も株価が上がるのか?
現段階では本命・岸田氏、対抗・河野氏、ダークホース・高市氏という構図です。焦点は、この3人が地方でどのくらいの票を獲得するかです。岸田氏は国会議員票を集めそうですが、地方票が河野氏、高市氏に流れる可能性があります。この3人はそれぞれにチャンスがありますが、当然のことながら、地方票で人気が高かった候補が、本選でも有利です。
そこで、株価との関係ですが、岸田氏が首相になった場合、実績と安定感から日経平均株価の上昇トレンドは続き、年末高となるでしょう。ただ、22年も順調に株価が上がっていくかはわかりません。岸田氏の人気は当選時がピークとなる可能性があります。
なぜなら、岸田氏は「財務省主導型」と見られており、当面は財政出動をしても、その財源確保のために消費税を増税したり、各種緊縮政策に傾く恐れがあるからです。さらに岸田氏では、解散総選挙で自民党は苦戦するかもしれません。
河野氏、高市氏の総裁就任ならば、いずれも新鮮味がありますから、双方の政策次第ということになりますが、岸田氏の時よりも株価は上がるでしょう。
ただ、どちらがより株価が上がるかと言えば、私は高市氏だと見ています。なぜなら、河野氏の政策が今の段階では見えておらず、支持基盤もはっきりしていないからです。一方、高市氏は自身の経済政策を「ニューアベノミクス」として打ち出しており、株式市場は歓迎するでしょう。元首相の安倍晋三氏も高市氏支援を表明しています。
菅首相は安倍政権を引き継ぎ、コロナ対策では健闘していましたが、アベノミクスの継承を明言せず、経済政策が不透明だったことも弱みの一つでした。
また、高市氏は保守としてのスタンスがはっきりしており、無派閥ですが、細田派の一部の他、党内の保守派から支持を集める可能性があります。今回の候補者の中では中国、韓国が最も嫌がる政治家でしょう。
加えて、世界的に見ても、日本は女性活躍が遅れている国ですから、女性首相の誕生は歓迎されるものと思います。
いずれにせよ、菅首相退陣、新首相誕生で、解散総選挙までは株価は上昇することになるでしょう。岸田氏ならば自民党は苦戦、河野氏、高市氏ならば自民党は勝つ可能性が高まります。
何より、今回の自民党総裁選は、日本の政治、経済、そして株式市場の大きな転換点となるでしょう。
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