途中出場の三好(右)が豪快にチーム3点目を決める。日本は90分間を通してフランスを凌駕した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)/JMPA代表撮影

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 はたして準々決勝の相手はいずれか。すでに8強進出を決めていた韓国のファンやメディアは、固唾を呑んでグループBの行方を注視していただろう。

 そんななか、彼らをも驚かせたのがU-24日本代表の圧勝劇だ。

 水曜日に横浜国際総合競技場で行なわれた東京五輪・グループリーグ最終節、日本はフランスと対戦して4−0の大勝を収めた。序盤から攻守両面で高い連動性を示して主導権を握り、27分に久保建英が、34分には酒井宏樹がゴールを決めて優位に試合を進める。後半も敵にペースを与えずに手堅くゲームを進め、終わってみれば4点差をつけての完封勝ち。堂々の3連勝で1位通過を果たし、7月31日の準々決勝ではニュージーランドと対戦する。

 日本戦の前に横浜で、同じく快勝を飾ったのが韓国だ。こちらは最終節でホンジュラスを相手に6−0とラッシュを決め込み、グループBの首位突破を確定させた。どちらかが2位通過していればベスト8での日韓戦が実現したが、これで両国が相まみえるのは決勝あるいは3位決定戦ということになった。
 
 韓国の総合ニュースメディア『OSEN』は「クボの3試合連続ゴールなどで日本がフランスを粉砕!」と銘打ち、「フットボール強国をあれほどまでに木っ端微塵に打つ負かすとは、想像を超える結果だ。日本の決定力は脅威で、地の利も得てどんどん勢いが増している」と伝えた。さらに「この世代で対戦するメキシコとは、相性がとても良い印象だ。そこに勝てば次(準決勝)はブラジルが相手になるだろうか」と予測。そして、「日本と(韓国)の対戦が期待されたが、回避された。彼らとは決勝で出会うことになるだろう」と想いを馳せた。

 ともに金メダル奪取を目標に掲げる日韓両国。どちらもコンディションがすこぶる良好なだけに、決勝でのカード実現も十分にあり得るだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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