中国人が「日本の内装デザインは我々の20年先を行っている」と語るワケ=中国
近年、多くの分野で急速な発展を遂げてきた中国だが、それでも日本と比べて民度や科学技術などではまだ大きな開きがあると感じている中国人は多い。これは住宅の内装デザインの分野でも同様のようだ。中国メディアの網易はこのほど、「なぜ日本の内装デザインは我々の20年先を行っているのか」と題する記事を掲載した。
記事は、日本の内装デザインにはいくつかの特徴があると分析した。その1つが「シンプルで実用的」なことだ。日本人は小型化、規格化、多機能を好む傾向が強いとし、これは多機能の温水洗浄便座や収納によく表れているとしている。この点で、多機能は良いとしてもシンプルさは中国ではあまり好まれず、むしろ派手さや豪華さを好む傾向があると言えるだろう。
また、日本の内装デザインは「東方文化をうまく取り入れている」という特徴もあると紹介した。日本文化は古代中国文化の影響を色濃く受けているが、これらの要素を内装デザインに取り入れる点で、日本には中国にはないセンスがあるという。確かに、日本には純和室のほかに和洋折衷のデザインもあって非常におしゃれで、こうしたデザインは中国ではなかなか見られない。
ほかにも、木材を多用して自然と一体化していることや、「静」を特徴としたデザイン、人間本位で生活しやすいこと、空間利用が上手なことなどが日本の内装デザインによく見られると伝えた。
この記事に対して寄せられたコメントを見ると、「日本の収納理念は学ぶに値する」との意見があった。中国では収納スペースをうまく利用するという概念がまだあまりないようだ。また、「中国の現代建築は欧米の影響を強く受けているが、日本は自分たちが持つ資源と環境に応じた自身の理念をしっかり持っている」とのコメントもあり、中国では多くの人が日本のデザインを高く評価しているようだった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
記事は、日本の内装デザインにはいくつかの特徴があると分析した。その1つが「シンプルで実用的」なことだ。日本人は小型化、規格化、多機能を好む傾向が強いとし、これは多機能の温水洗浄便座や収納によく表れているとしている。この点で、多機能は良いとしてもシンプルさは中国ではあまり好まれず、むしろ派手さや豪華さを好む傾向があると言えるだろう。
ほかにも、木材を多用して自然と一体化していることや、「静」を特徴としたデザイン、人間本位で生活しやすいこと、空間利用が上手なことなどが日本の内装デザインによく見られると伝えた。
この記事に対して寄せられたコメントを見ると、「日本の収納理念は学ぶに値する」との意見があった。中国では収納スペースをうまく利用するという概念がまだあまりないようだ。また、「中国の現代建築は欧米の影響を強く受けているが、日本は自分たちが持つ資源と環境に応じた自身の理念をしっかり持っている」とのコメントもあり、中国では多くの人が日本のデザインを高く評価しているようだった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)