市川海老蔵さん(2019年撮影)

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歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが2021年7月13日、公式YouTubeチャンネル「EBIZO TV 市川團十郎 白猿」に公開した動画で、妻の故・小林麻央さんが闘病中だった頃のことを振り返った。

「それだけきてたんだな。すごい大変だった」

「【4年】母親の大事さ。やっぱり考えるよね。」と題して公開された動画で海老蔵さんは、6月22日に麻央さんの死後4年を迎えたことを受けて「早いよ。5年目だから」と述べ、「(自分の)写真見てて思った。麻央が闘病して去年ぐらいまでめっちゃ老けたって思った。白髪もめっちゃ増えたし」と、自身の容姿が大きく変わったことに言及。さらに「ちょっと落ち着いてきたわけじゃないですか。(最近は)若くなってきた」と続け、「やっぱり、それだけきてたんだな。すごい大変だった」と遠い目をした。

また、麻央さんの病気がマスコミの知るところとなり、やむを得ず記者会見を開いた時のことを述懐し、「その後に家に宗教団体の勧誘とか1日5件ぐらい。だから、一軒家暮らしはもうできないなと思った。普通の人だと心折れると思う」と話した。

「麻央は与えたかった人だから」

そして「俺はまぁなんとかなるよ。子どもたちだよね」と、長女の麗禾ちゃんと長男の勸玄くんを思いやった海老蔵さん。「正直、親父がいないほうがいいんじゃないかって思うわけ。やっぱり母親は何物にも代えがたい。でも、彼らは味わったことがない。特に勸玄は母のぬくもりを」と述べ、「しかも、ぬくもりを与えたくない母親もいるわけじゃないですか。それとは別に、麻央は与えたかった人だから。本来得られたぬくもりを得られない...戻っちゃうよね、気持ちはね」と語っていた。

コメント欄には「本当に大変でしたね。でも乗り越えておられる強さに心から尊敬いたします」「海老蔵さんは老けたと言うか いい意味で大人っぽくなったと思います」「何年経っても泣ける」などの声が寄せられている。