長江崚行と下野紘に起きた同じ事件?『青山オペレッタ』対談
長江崚行さんと下野紘さんの対談インタビュー後編では、稽古の裏話や、舞台ならではのハプニングエピソードについてトーク。さらに、役者として声優として挑戦し続ける二人が大切にしている想いも語ってもらった。
――今回の舞台では、長江さん演じるあさひは女役を演じます。撮影の感想や、スカートにヒールを履いての稽古はいかがですか?
長江 ありがとうございます(笑)。ビジュアル撮影が去年の冬だったのですが、衣装のフィッティングをしたら胴回りが全然入らなくて。これはまずいぞと思って、1カ月で7キロ減量しました。
下野 うわーーーー! まじかあ!
長江 頑張りました!
下野 筋肉も落とさないといけないから、大変だったでしょう?
長江 はい。ほぼ動かず、お肉も食べず、ひたすら玄米を食べていました。でもその甲斐あって、自分でも満足のいくビジュアルになりました。今は6センチくらいのヒールを履いて稽古をしています。
下野 それで踊ってるんでしょう? ちょっとだけ稽古の映像を見せてもらったんだけど、キャラクターごとに振りや所作まで違っていて、すごいなって思った。
長江 毎日頭をフル回転させながら稽古に励んでいます。ボイスドラマで半年間あさひを演じてきたこともあって、キャラクターの基礎は理解できていたものの、実際に動いてみると女役ってすごく難しくて。ただ内股にするだけじゃ、女性らしくならないし、まだまだ男なんです。
下野 声も体格も動きも、男と女性とでは全く違うから難しいよね。
長江 22年間男として生きてきたので、大変です。なので、少しでも女性らしさが出せるように、街ですれ違うヒールを履いた女性の動きをなるべく観察するようにしてみたりしてます。どうやって歩いているんだろう?って。
下野 あはは!
長江 あまり見すぎるのもよくないだろうから、こっそりと(笑)。
下野 そうだね、不審に思われないようにしないとね(笑)。
長江 あと、今稽古でやっていることを、声の芝居に活かしたらどう変わるのかとか、今まで舞台だけをやってきた時には考えなかったようなことも考えられるようになりました。
下野 それは大きいね。僕も、女役のキャラクターや、一見女性に見えるようなキャラクターを演じたこともあるけれど、一番大事なのは動きではなく気持ちでした。きっとそれができていれば、キャラクターの動きも変わってくると思う。それにしても長江君の顔つきは、女役にぴったりだと思う。すごく似合ってるもの。
長江 僕、お母さんにそっくりな顔つきなので、ポスターのビジュアルはまさにお母さんです。
下野 お母さん、こんなにお綺麗なの!!
▲舞台版キービジュアル。長江さんが演じるあさひは、中央左の金髪の女役。(C)青山オペレッタ
※本情報は4月20日現在のものです。最新の公演情報は公式HPなどでご確認ください。
――舞台といえばハプニングがつきものですが、忘れられないエピソードはありますか?
下野 一人芝居に挑戦した際、コンタクトレンズがとれてしまったことがありました(笑)。シリアスな作品で、しかもクライマックスだったこともあって、あまりまばたきせずに集中しながら演じていたんです。そうしたら、客席に背を向けてまばたきしようとした瞬間に、両方とも落ちまして。
長江 両方ともですか!?
下野 両方いった(笑)。急に視界がボヤけたので、自分でもびっくりだよね。後ほんのちょっとで終幕って時だよ!? 自分でも、「あ、コンタクトレンズがはがれていくな……」って感じました(笑)。
長江 シングルならまだしもダブルは焦りますね(笑)。
下野 まさかダブルとは思わなかったよね。長江君も、舞台ならではのハプニングの経験はある?
長江 めちゃくちゃあります! 僕も普段からコンタクトレンズを入れてるんですが、寝ぼけてコンタクトをつけたら、左右のレンズの度数が違うのに、度が強いレンズを両目に入れてしまっていて。電車に乗ったら、人がやけに大きく見えるのでおかしいなと気づきました(笑)。
下野 あ〜! 入れ間違えもあるあるだよね(笑)。
長江 その日は2公演あったので、いつもよりちょっと皆が大きく見える状態でなんとか演じ切りました。
下野 すごいね〜!
長江 あとは、相手役のコンタクトレンズがとれてしまうこともよくあるんです。めちゃくちゃいいシーンなんだけど、下まぶたにはずれてしまったコンタクトレンズがずーっとついたままだったりすると、「僕はどうしてあげたらいいんだろう」って(笑)。
下野 あはは! その状態で泣いたりしなきゃいけない時は大変だね。今回の舞台も、コンタクトレンズあるあるは気を付けて(笑)。

――コンタクト事件はあるあるなんですね(笑)。お二人が、これから目指す役者像をお聞かせください。
長江 中高生の頃からアニメが大好きだったんですが、当時はまだ声優さんという職業が自分の中で漠然としていて。でもこの仕事を始めて、声優も挑戦させていただいたことで、理解が深まったんです。舞台は体全体で表現しますが、声優さんは声だけ。でも本質的な気持ちの作り方は全く一緒で、ただスピーカーが違うだけなんだなと。挑戦させていただいたことで声優業の面白さに気づけたので、今後もちゃんと勉強して、”俳優がやる声優” ではなく、声優としても結果を残せるようになりたいです。いろいろできる役者になれたら一番幸せですよね。女役についても……機会と需要があれば頑張りたいです(笑)!
下野 うん、確かに需要は大事だね、真理だと思う(笑)。僕も、アニメや舞台など、声を使う仕事をいろいろ経験させていただいてきましたが、どれも呼吸や表現方法が違うんです。その分、経験すれば自分の力にもなっていきますし、声優としても間違いなく大きな力になる。だからこれからも、いろんなことに挑戦していきたいと思います。加えて最近は、何十年も同じキャラクターを演じられる大ベテランさんのすごさについても考えるようになりました。僕も20年間声優をやってきたからこそ、変わらずに演じられること、その声を保ち続けることが、いかに難しいことなのかを痛感していて。やればやるほど、大ベテランさんたちに近づくどころか、むしろどんどん離れていくんです。千葉繁さんのように、このキャラクターといえばこの声! と、いろんな方に連想させるだけの説得力と、それをいつでも披露できるだけの技術は、声優を続けていくうえでとても重要なこと。声の幅や芝居の幅を広げたいという気持ちは常にあるのですが、それ以上に、今まで演じてきたキャラクターたちを、「さあどうぞ!」と言われたら、いつでも演じられる自分でありたいと思うようになりました。”声を安定して出し続けられる声優” が、今の僕の目標です。
――劇団の旗揚げ公演にちなみまして、この春新生活をスタートした方へのメッセージをお願いします。
長江 僕も新しいことに挑戦する日々で、難しいなと思う瞬間はたくさんあります。でもやり終えた時に、ちゃんと自分のためになっていたこと、大きな経験になっていたことを何度も実感しています。なによりも、楽しかった記憶が増えていくのが嬉しくて。これから新しいことを始める皆さんも、しんどいことはたくさんあると思いますが、きっと最後には「やってよかった」と笑える日が来ると思いますので、折れずに頑張ってください!
下野 そうだね。不安に思うことは誰しもあると思います。僕自身も、新しいことを始める時に、苦手意識や不安になることはあります。でも、自分でやりたいと思って挑戦したことならば、必ずプラスになるはず。それに、どんな大変なことにも、きっと楽しい要素は見つかると思うんです。それを見つけると、よりやる気もわいてくると思う。皆さんも、これから挑戦することの ”楽しい部分” を探したり、思い描いたりして頑張ってみてください!
――最後にファンへのメッセージをお願いします。
下野 じゃあ僕から。
長江 ……!?
下野 なんて顔をするの(笑)! こういう時、座長はトリに決まってるでしょ! 舞台でも、カーテンコールの挨拶はいつも主演が締めるものでしょ?
長江 はい(笑)! あ〜あさひっていつもこういう気持ちなのかなあ(笑)。
下野 (笑)。僕は今回、声の出演という形になりますが、『青山オペレッタ THE STAGE』は第2弾の公演も決定しております。ボイスドラマを聴いて舞台に足を運んでいただくもよし。舞台からボイスドラマを聴いていただくもよし。ほかにも様々な展開が今後も予定されておりますので、『青山オペレッタ』をこれからも応援していただけるとありがたいです。よろしくお願いします!
長江 半年間のボイスドラマで、宮嶋あさひという役を深めさせていただきました。そこで作り上げたキャラクターを今、舞台版に再構築している真っ最中です。プレッシャーもありますが、ついに舞台役者としての本領をお見せできるタイミングが来たからこそ、座長として誠心誠意、皆様に楽しんでいただけるものをお見せできればと思います! 今後も応援よろしくお願いします!

>>長江さん・下野さんの他の撮影写真を見る(写真9点)
(C)青山オペレッタ
※本情報は4月20日現在のものです。最新の公演情報は公式HPなどでご確認ください。
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