また日本銀行の金融政策決定会合が12月17日−18日にかけて行われ、大きな動きはないと思いますが何らかの動きがある可能性もあります。

 ――12月の各通貨の予想レンジは?

 前述のように、月後半は投資家の多くがクリスマス休暇に入るため、やや流動性が低くなり変動幅の大きなマーケットになるかもしれません。とりわけ年末年始は注意が必要です。通貨別ではオーストラリアドルが買われる傾向があります。南半球が夏に入ったことで、コロナウィルスの感染拡大が落ち着いており、景気の持ち直しも予想されます。12月の予想レンジは次の通りです 

●ドル円・・1ドル=102円−106円
●ユーロ円・・1ユーロ=120円−126円
●ユーロドル・・1ユーロ=1.17ドル−1.22ドル
●英国ポンド円・・1ポンド=135円−141円
●豪ドル円・・1豪ドル=74円−78円

 ――12月相場で注意する点を教えてください。
 
 為替相場のトレンドとしては、しばらくは株高ドル安と考えて良いでしょう。株式市場はコロナバブルとも言われていますが、これがいつまで続くかは不透明なところです。このまま株高が進めばドル安=円高が進み、今年の年始に付けた1ドル=101円台と言う瞬間的な円高も見えてくるかもしれません。月後半の不安定な価格変動の時期にドル安・円高が一気に進んだからといって、一か八かの勝負に出るような投資は避けたほうがいいかもしれません。

 米国の大統領選の結果が正式に決まっていないことも気になるところです。ポジションを抑えながら、株式市場の動きを連動させてみる必要があります。このところ、金価格が下落し、暗号通貨のビットコインが最大で17%暴落するなど、市場全体にトレンド変化の兆しも見られます。慎重な投資行動が必要かもしれません。(文責:モーニングスター編集部)