センバツ大予想

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 第50回明治神宮大会は、中京大中京(愛知)が4―3で健大高崎(群馬)を破り初優勝。これで来春センバツ出場の参考となる全試合が終了した。“センバツ2020”をにぎわすのは、いったいどんな顔触れの高校なのか。今年も「甲子園のラガーさん」こと善養寺隆一氏(53)と、本紙アマチュア野球担当記者が一般出場枠から21世紀枠まで、全出場校をどこよりも早く完全予想。サクラ咲く32校は果たして…。


 アマチュア担当・佐藤(以下、佐藤:本紙恒例のセンバツ予想、今年もよろしくお願いします。まずは一般枠から。北海道1枠は白樺学園(北海道)、東北2枠が仙台育英(宮城)と鶴岡東(山形)ですね。
 
 善養寺氏(以下、ラガー:そうそう。そこまでは順当で、毎度もめるのが関東・東京なんだよね。関東はベスト4の健大高崎、山梨学院(山梨)、桐生第一(群馬)、東海大相模(神奈川)、東京は連覇の国士舘(東京)が当確として、問題の関東・東京6枠目に今年はあの名門が絡んでくる。
 
 佐藤:東京準Vの帝京(東京)ですね。出場となれば10年ぶり。オールドファンからの人気は健在ですが、東京の決勝で2安打完封負けはかなり厳しいかと。
 
 ラガー:対抗となるのが西武台(埼玉)か花咲徳栄(埼玉)。西武台は神宮準Vの健大高崎に1点差のサヨナラ負けで試合内容が〇。花咲徳栄も惜敗だけど、常連校だから今回は西武台に分があるかな。でも、結局は帝京がくると予想する。前田監督ももう70歳で、おそらくこれがラストチャンス。同情票も集まるだろうし、東京には去年、東海大菅生(東京)を落として横浜(神奈川)をねじ込んだ貸しがあるからね。
 
 佐藤:北信越2枠は連覇の星稜(石川)と日本航空石川(石川)が順当。東海は神宮Vの中京大中京と鍛治舎監督率いる県岐阜商(岐阜)、東海地区に神宮大会枠がきたことで、準決勝で接戦を演じた加藤学園(静岡)が入りそうですね。
 
 ラガー:近畿6枠は波乱なし。試合内容を考慮して天理(奈良)、大阪桐蔭(大阪)、履正社(大阪)、智弁学園(奈良)、明石商(兵庫)、智弁和歌山(和歌山)とおなじみの顔触れが揃ったよ。
 
 佐藤:中国は倉敷商(岡山)と鳥取城北(鳥取)、四国は明徳義塾(高知)と尽誠学園(香川)が当確として、やはり議論の的となるのが中国・四国の5枠目です。
 
 ラガー:順当にいけば広島新庄(広島)なんだけど、去年も市立呉(広島)を選出したし、順番的に今年は四国。もっと言うと21世紀枠で有力候補の平田(島根)を選んで3―3にするのが収まりがいいというのが僕の推理。肝心の四国3枠目も成績的に高知中央(高知)か岡豊(高知)かで非常に悩ましいんだけど、地区大会2勝の実績を評価して岡豊を推すよ。
 
 佐藤:九州4枠は明豊(大分)、大分商(大分)、創成館(長崎)、鹿児島城西(鹿児島)のベスト4が順当ですね。さて、難関の21世紀枠ですが、先ほど名前の挙がった平田も含めて、3校の予想と理由をお願いします。
 
 ラガー:東日本は磐城(福島)でまず間違いない。東北大会で2勝を挙げてるし、今回の台風19号でも大きな被害を受けたエリア。被災地の希望というのは分かりやすい選考基準になるからね。西日本はさっきの平田。過疎化の進む町で部員は19人。それでも野球を普及させようと、地元の幼稚園や小学校にボランティアで指導に行ってる。高野連は好きそうだよね。
 
 佐藤:同感です。では3校目はどうでしょう。
 
 ラガー:被災地、へき地ときたら3校目は伝統校。奈良(奈良)を推す声も多いけど、21世紀枠で膳所(滋賀)が同県3校目に選ばれた2年前は選考委員に関係者がいたとかで、特例中の特例。同県3枠はまずないだろうということで、僕は市立西宮(兵庫)じゃないかと踏んでる。言わずと知れた夏の甲子園開会式のプラカード校で、県内屈指の進学校。来年創立100周年を迎えるし、話題性としてもこれ以上ない。こればっかりは外れても仕方ない。高校野球ファンとしてそれだけ見たい学校だね。
 
 佐藤:これで32校が出揃いました。結果発表は来年1月24日、お楽しみに。