演技前、紀平(右)とオデコを合わせる浜田コーチ

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 10年バンクーバー五輪フィギュアスケート男子代表で、プロスケーターの織田信成氏(32)が18日、モラルハラスメント(言葉や態度での嫌がらせ)を受けて関大アイススケート部の監督を辞任に追い込まれ精神的苦痛を受けたとして、同部の浜田美栄コーチ(60)に1100万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴をした。

 提訴された浜田コーチは全日本選手権10位が最高成績の選手から、同大を卒業した23歳の若さでコーチの道に入った。拠点リンクが2度も閉鎖する苦難を乗り越え、コーチ歴は37年目を迎える。現在は、紀平梨花や宮原知子らトップ選手から、下は5歳まで約40人を教える。

 練習は基礎から徹底的に教え込むスタイルで、厳しいことで知られる。一方、紀平の米国遠征に同行し、帰国したその足で幼少選手の試合を見守ることも。選手一人一人に寄り添う愛情あふれる教えで、選手から信頼されている。演技前のリンクサイドで、自分の額と選手の額をピタリとつけ、励ましの言葉とともに送り出すのが恒例となっている。