悪質なあおり運転が社会問題となるなか、8月18日のヤフー知恵袋に「あおり運転する人も悪いとは思いますが、あおり運転される方にも何か問題があるのではないでしょうか」という質問があった。

回答には、「相手が未熟な運転であっても威圧的に蛇行運転をしてあおる事に正当性はありません」などの否定の声が上がった。一方、「確かに煽られるほうにも原因がある」という回答も出ている。(文:okei)

「される方も下手くそなんですけど、煽る方もただのアホで、ド下手ですよ」


茨城県守谷市の常磐自動車道で、あおり運転のうえ傷害容疑で送検された宮崎文夫容疑者(43)は、20日には、「危険な運転をした認識はなかった」「相手の運転のマナーが悪いことを伝えたかった」などと話していることが分かった。

2017年には東名高速道路で家族連れがあおり運転され、追い越し車線に停車中、後続のトラックに追突され夫婦が死亡する事故も起きている。命の危険がある運転なのだから、「あおるほうが悪い」という認識のほうが一般的だろう。ヤフー知恵袋の回答にも、

「道路でドライバー歴何十年のベテランもいれば、初心者もいるし初めて走る道路で慣れていない人もいます。自分の都合で、同じ道路を走る日に恐怖を与えてはなりません。アナタだけの道路では無いのですから」
「される方も下手くそなんですけど、煽る方もただのアホで、ド下手ですよ。どいてくれなきゃあ抜くこともできないんでしょう」

といった、質問者に対する反論が多数上がった。筆者も運転が下手なので、国道で大型トラックに幅寄せされたときの恐怖は忘れられない。ヘタクソは運転などするなという話ではあるが、何より事故が怖くないのだろうかとあおるほうの神経を疑ってしまう。

速度制限のせい? トラックドライバーの7割はあおり運転被害

一方で、意外にも「質問者さんの意見に賛同します」「あおられる方に大抵原因があると思う」という声も少なくなかった。

「制限速度以下のトロトロ運転しかり強引で自分勝手な割り込みなど、イラつかせる運転は多いわな」
「あおられる方の多くは、無理な割込み、通せんぼ走行この2つが原因ではないかと思います」
「その通り。空気読まずに自己中に追い越し車線をチンタラ走るから煽られるんだよ」

など、普段から他人の運転に腹を立てている人の意見が多数寄せられた。一番多かったのは「高速道路の追い越し車線でノロノロ運転を続けること」を挙げる人で、もちろん「あおり運転に関しては反対です。頭にきてもそこは我慢しなければいけないことだと思います」としつつ、そうした運転に対する批判が数多く出ている。

ただ、運搬トラックなど商用車は、会社の決まりでスピードが出せないこともある。物流企画サポートが2018年に発表した調査結果によると、トラックドライバーの7割があおり運転の被害にあった経験があり、原因として速度規定をあげている。

「会社の規定が制限40キロ」のためしょっちゅうタクシーにあおられる、「高速道路では時速80キロで、80キロ出して1分以上走ると罰金になる」と語るドライバーもいた。スムーズな運転速度も大事かもしれないが、何より大事なのが人の命だ。一般ドライバーはこうした事も心に留めて、安全運転を心掛けたい。