黒子に徹してパナソニックの「五輪ビジネス」2000億円に
日刊工業新聞2019年7月12日
ラグビーW杯も
9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。パナソニックは、18年9月に施設をリニューアルした東大阪市花園ラグビー場に、710型の大型発光ダイオード(LED)モニターや4Kカメラなど映像システムを納入した。
スタンドの一画に設置された縦幅約8メートル、横幅約16メートルの大型モニターは、高輝度のフルカラーLEDを採用。昼夜や天候を問わず、ピッチの上にいるレフェリー(審判)もこのモニターで判断ができるくらい鮮明な映像を映し出せる。トライシーンや判定の検証時、リプレイ映像を映すことで観客と選手、レフェリーが映像を共有して試合が盛り上がる。
また、業務用4K映像カメラ2台のほか、スタンドの天井付近に設置した4Kネットワークカメラ4台を納入。カメラ制御機器により、遠隔でネットワークカメラの向きなどを集中制御できる。
パナソニックは20年以上にわたり五輪・パラリンピック会場に、こうした映像機器システムを納めてきた実績を生かした。
同ラグビー場は、年間で試合のある40―50日以外、PV会場などとして運営している。こうしたイベントでは、大型モニターによって臨場感のある映像が提供できる。ラグビーW杯を通じて同ラグビー場の知名度向上につなげつつ、結婚式などのイベント会場として多様な用途を模索するという。
日刊工業新聞2019年3月19日
2年前の皮算用
2020年に開催する東京五輪・パラリンピック。「今の受注レベルで1000億円は間違いなく取れる」。パナソニックの執行役員兼東京オリンピック・パラリンピック推進本部長を務める井戸正弘は、放送機器や家電などの受注に自信を見せる。これらに加え、インフラ整備やホテル、商業施設といった周辺の受注を500億円上積みする算段だ。
