台湾出身の李琴峰さんの小説、芥川賞候補作に 「多くの人に読んでほしい」
同作は日本で働く同性愛者の台湾人女性と、結婚で台湾に移住した日本人女性が平成最後の夏に5年ぶりに再会するという物語。李さんによると、同作では2人が一緒に過ごす10時間を通じて、同性愛者として身分や国籍、言語のアイデンティティーにおける問題と苦境に対する考えを映し出したという。
ノミネートされた理由について李さんは、自身がこれまで一貫して扱ってきた同性愛や国籍、言語への問題意識が注目されたからではないかとしつつ、最も重要な要因は「もちろん技術の向上」と付け加えた。
台湾出身の作家が芥川賞候補に選ばれるのは、第157回の温又柔さん以来2年ぶり。選考会は来月17日に東京で行われる。
(陳政偉/編集:名切千絵)
