ドコモが提案、5Gを利用した自動車向けサービスの数々
日産自動車と開発した乗車共有体験サービスは、遠隔地にいる友人が3次元のアバター(仮想空間上の分身キャラクター)として車内に現れ、会話できる。観光ガイドがアバターとなれば目的地の観光地の説明を受けながらドライブできるようになる。バーチャルのキャラクター(Vチューバー)とドライブを楽しむことも可能になる。
5Gは高精細な映像や音声を遅延なく伝送できる半面、高周波数帯のため、電波の直進性が高く減衰しやすい。建物などの遮蔽(しゃへい)物があると電波が届きにくく車内でも電波が弱まってしまう傾向にある。この5Gの欠点を補うのが、AGC、エリクソン・ジャパンと開発した「ガラス一体型5Gアンテナ」だ。
数ミリメートル四方のアンテナを合成石英基板に複数配置。フロントガラスやリアガラスに多数設置することで外観を損なうことなく、さまざまな方向から到来する28ギガヘルツ帯(ギガは10億)の電波を安定した強度で受信できるようになる。東京都墨田区の市街地で行った実証では、時速30キロメートルで走行中の車両で毎秒3・8ギガビットの最大通信速度を記録した。
NTTドコモが5Gの技術や仕様に関する情報提供などを行う「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」の参加企業は、2600社を超えた。20年の5G商用化に向け自動車以外の分野でも協業企業と連携したサービスの創出を急ぐ。
