オービック、シーズン全勝で日本一/ライスボウル
古谷、古谷、また古谷。オービックはとことん走った。「相手がオーソドックスな守備をしている間はランで行こうと考えていた」と大橋ヘッドコーチ。ランニングバックの古谷はその期待に応え、大会新記録となる246ヤードを爆走。5つのタッチダウン(TD)を奪い、ポールラッシュ杯(最優秀選手賞)を手にした。
だが法政大も、そのまま黙ってはいなかった。キッカー飯塚の42ヤードフィールドゴールで反撃ののろしを上げると、第2クォーターの終了間際に、クォーターバック菅原がランニングバック丸田へ48ヤードTDパスを通した。後半に入ると前半に見られた固さが抜け、本来の力を発揮し始める。第3クォーター4分、菅原が今度はワイドレシーバー井上へ46ヤードのTDパス。11点差まで迫った。
法政大に傾きつつあった試合の流れを、再びオービックに引き戻したのはキッカー金親の長距離砲だった。第3クォーター9分、42ヤードフィールドゴールを決め、法政大側スタンドを沈黙させた。
第4クォーターに入ると、法政大に疲れが見え始める。オービックの強力なライン陣が若い法政大の選手の体力を奪っていた。第4クォーター4分、オービックは古谷のラッシュで加点。同13分にセーフティでさらに2点を奪うと、同14分に古谷の49ヤードラッシュでとどめを刺した。
12戦全勝。オービックは最高のシーズンを終えた。クォーターバック龍村は勝利した瞬間、日本一になった喜びと同時に寂しさを感じたという。「このメンバーでプレーするのは最後」。来シーズンは、新しいチーム編成になる。他のチームに追われる立場になったオービックは、連覇に向け、また新たなスタートを切った。
<第59回ライスボウル>
オービック 47−17 法政大
(14−0、14−10、3−7、16−0)
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