中国ではほとんどの人がスマホを所有していて、もはやガラケー(フィーチャーフォン)を見かける機会はほとんどなくなったと言って良いだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国ではQRコードを活用した非現金決済サービスを始め、スマートフォンを活用した様々なサービスが普及している。特に決済サービスは日常のあらゆる場面で使われていて、中国人にとってもはや現金は持ち歩く必要性がなくなったと言えるが、その代わりにスマホが必須のツールになったと言えるだろう。

 中国ではほとんどの人がスマホを所有していて、もはやガラケー(フィーチャーフォン)を見かける機会はほとんどなくなったと言って良いだろう。それゆえ中国人が日本を訪れ、家電量販店などで今もフィーチャーフォンが販売されていることに驚くようだ。また、同じく家電量販店で「FAX」がまだ販売されていることも衝撃なのだという。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人はなぜ「時代遅れの品」をいまだに好んで使っているのかと疑問を投げかける記事を掲載し、スマホが存在していながらフィーチャーフォンを使う人がいる理由を中国人の視点で考察している。

 記事は、日本で今もフィーチャーフォンが販売され、スマホではなくフィーチャーフォンを使用している人がいるのは「中国人からすれば不可解」だと指摘し、日本人がフィーチャーフォンを使用するのは「日本の折りたたむ文化と関係しているのではないか」と主張。日本人は自転車や傘も折りたたんで小さくすることを好むとし、小さくすることで実用性を高める考え方が浸透しているため、日本人はフィーチャーフォンを今も好んで使用しているのではないかと論じた。

 また、中国人はスマホを買う際に「外見」や「スペック」、「機能の豊富さ」を重視する人が多いと指摘する一方、日本では最低限の機能さえあれば問題ないと考える人もいると強調。また、スマホとフィーチャーフォンの2台持ちをしている人も少なくないとし、これは「日本人がシンプルさや実用性を重視しているからだ」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)