森永乳業がコンビニなどで販売するカップ式のコーヒー飲料ブランドである「マウントレーニア」が、世界的なコーヒーチェーン店のスターバックスから、「ロゴが似ている」ということで訴訟を起こされていたのですが、最終的に「ロゴに類似性はない」という判決が下っています。

Starbucks loses trademark lawsuit to Morinaga Milk over mountain range logo, Singapore News & Top Stories - The Straits Times

http://www.straitstimes.com/singapore/starbucks-loses-trademark-lawsuit-to-morinaga-milk-over-mountain-range-logo

森永乳業は2013年10月に自社ブランドのひとつであり、コンビニなどで販売されているカップ式コーヒー飲料の定番である「マウントレーニア」をシンガポールで商標登録しました。しかし、これに待ったをかけたのがアメリカ・シアトル発のコーヒーチェーンであるスターバックスでした。スターバックスがマウントレーニアの商標登録に反対したのは「自社ロゴとマウントレーニアのロゴがよく似ているから」という理由でした。

おなじみのスターバックスのロゴはコレ

by Marco Paköeningrat

対するマウントレーニアのロゴは、以下の画像のカップ中央にあります。どちらも緑色を基調とした円形のロゴで、共通点はありますが、混同するほど似ているかというと微妙な感じのするデザインです。

スターバックスの訴えにより11月22日(水)にシンガポールで裁判が行われたのですが、知的財産裁判官のLorraine Tay氏は、最終的に2つのロゴに類似性はないと判決を下しました。Tay氏は「ロゴに同心円を使用するのは、スターバックスだけの特徴ではない」「スターバックスのロゴにとっての特徴は『STARBUCKS』という文字と、中央のマーメイドである」としています。

マウントレーニアのロゴには大きく「Mt Rainier」と書かれたテキストと、山脈の絵の下に「The Mountain of Seattle」というサブテキストが書かれています。スターバックスはこれが「マウントレーニアのコーヒーがシアトル産のものであると一般市民を欺くことを目的としている」と主張していたのですが、Tay氏はこれを棄却。代わりに、ロゴに書かれた「The Mountain of Seattle」というテキストは単なるロゴに描かれた山の名前を示すだけのものである、としています。さらに、「レーニア湖がシアトルの象徴であるとしても、一般的なシンガポール人がロゴを見てシアトルやレーニア山と結び付けることができるとは思えない」としています。