初のiPhone 6が首位奪取! 中古スマホ販売ランキングついにXperia Z3 Compactが首位陥落

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「中古スマホ」は、格安SIMを活用する上でもっとも便利なアイテムだ。
特に、ドコモやauの中古スマホは、SIMロック解除をしなくても格安SIMが利用できるとあって、人気も高い。

その中古スマホ販売ランキングに大きな異変が起こっている。

●Xperia Z4シリーズは毎月1万円近く値下がり中
ケータイやスマホを専門に扱うページ「ケータイ★アウトレット」を運営するSBIライフリビング株式会社は、2015年9月度の中古スマホランキングを発表した。

9か月連続1位を獲得していた「Xperia Z3 Compact SO-02G」がついに1位から陥落したのだ。
かわりに1位となったのはドコモ版「iPhone 6」だ。人気のiPhoneが、ようやく首位を奪取した。

また9位にはファーウェイやASUSなど、「その他SIMフリースマホ」がランクイン。
中古スマホ市場にもSIMフリースマホが台頭し始めていることがわかる。

もうひとつ注目したいのは、人気モデルの販売価格の推移だ。

・Xperia Z3 SO-01G 6月:3万6849円→9月:4万8341円(1万1492円増)
・Xperia Z3 Compact SO-02G 6月:4万3752円→9月:5万8526円(1万4774円増)
・Xperia Z4 SO-03G 6月:9万5673円→9月:6万9376円(2万6297円減)
・ドコモ版iPhone 6 6月:6万6660円→9月:6万629円(6031円減)
・ドコモ版iPhone 5s 6月:4万7369円→9月:4万3216円(4153円減)


今年の6月から9月までの平均価格推移をみてみると、Xperia Z3シリーズの価格は軒並み高くなっている。
原因は、
・Xperia Z4シリーズが発熱問題で人気が落ち込み、Xperia Z3シリーズに人気が集中したこと
・Xperia Z3シリーズの新品が販売終了によって流通在庫が減少したこと
などから、Xperia Z3シリーズの価格にプレミアが付いたと考えられる。

逆に価格が大きく下がっているのが、「Xperia Z4 SO-03G」だ。
6月時点から見ると、2万6000円も値下がりしている。
毎月、平均価格が下がっているため、もうしばらくは値下がり傾向が続くだろう。
もしかしたら12月には5万円台もあり得るかもしれない。

●常勝王者「Xperia Z3 Compact SO-02G」が1位を逃す!
それでは、最新の中古スマホランキングを確認してみよう。

1位:前回2位 iPhone 6(ドコモ) 平均価格6万629円
2位:前回1位 Xperia Z3 Compact SO-02G(ドコモ) 平均価格4万8341円
3位:前回3位 iPhone 5s(ドコモ) 平均価格4万3216円
4位:前回10位 iPhone 6(au) 平均価格5万1635円
5位:New iPhone 6s(SIMフリー) 平均価格18万6687円
6位:前回5位 Xperia Z4 SO-03G(ドコモ) 平均価格6万9376円
7位:前回8位 iPhone 6 Plus(ドコモ) 平均価格7万3155円
8位:前回7位 iPhone 6(ソフトバンク) 平均価格5万710円
9位:前回22位 SIMフリースマホ、その他 平均価格3万9371円
10位:前回11位 iPhone 5s(ソフトバンク) 平均価格3万1307円


ランキングで面白いのは、5位に発売したばかりの「iPhone 6s」SIMフリー版が登場していることだ。
実は9月25日以前に、「SIMフリー版のiPhone6s(国内版)を購入できる権利」が先行して売買されていたのが理由で、ランキング内でも「先物取引みたい」とされている。
価格も実際の販売価格を大きく上回る平均18万円となっていることから、人気の高さが伺えるだろう。

●今後の注目はドコモ版「iPhone 6」と「Xperia Z4」
ランキングや価格の推移をみてみると、今後注目するべきスマホが見えてくる。
それは、平均価格の減少傾向にある、
・iPhone 6(ドコモ)
・Xperia Z4 SO-03G(ドコモ)

の2モデルだ。

iPhone 6は、9月時点で平均価格6万円となっており、このまま推移していけば近い将来にも5万円台へと突入すると思われる。
また、Xperia Z4 SO-03Gも同様で、まだまだ価格は下がっていくかもしれない。
年末に向けて、中古スマホ市場からも目が離せない。

2015年9月 ムスビー白ロム・中古携帯/スマートフォン ランキング


布施 繁樹