賃上げが叫ばれても手取りはどんどん減るばかり。いったい誰が悪いのか。新著『新・貧乏はお金持ち』を上梓した作家の橘玲さんは「この国では“頑張って働く”サラリーマンは国家に惜しみなく奪われる。この罠から逃れるには、〈貧乏はお金持ち〉戦略しかない」という――。(第1回/全3回)※本稿は、橘玲『新・貧乏はお金持ち』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。■16年のあいだに、話は「あべこべ」に…このたび上