◆もう一度、京都を書けると思った --新作『八月の御所グラウンド』には表題作と「十二月の都大路上カ下ケル」の二篇が収録されています。どちらも読んでいるうちに、目頭が熱くなりました。今回は万城目さん、読者を泣かせにきてるんじゃないかっていう。 万城目ども、ありがとうございます。本当は三篇書いたんですが、今回はその一つ目と三つ目のしんみりした二篇を収録して、二つ目に書いた「六月のぶりぶりぎっちょう」