「トイレの便器の中にヘビが潜んでいたら…」と考えただけでもぞっとするが、タイに住む18歳の少年が便座に座っている最中にニシキヘビに噛まれてしまった。こともあろうにヘビは、一番避けて欲しかったであろう男性器に食らいついており、少年はかなり痛い思いをしたようだ。『LADbible』『New York Post』などが伝えた。

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タイ中部ノンタブリー県在住のシラフォプ・マスカラットさん(Siraphop Masukarat、18)は今月8日、トイレで用を足しながら携帯電話で動画を見ていた。そして5分ほどすると突然、股間に鋭い痛みを感じて飛び上がった。

何かと思って目をやると、男性器にヘビが噛みついており、シラフォプさんはパニックに陥りながらヘビの頭を引っ張った。それでも食らいついて離れないヘビに、シラフォプさんは足首まで降ろしたズボンを引きずり、血だらけの急所にヘビをぶら下げた状態のままでとりあえずトイレの外に出た。そしてヘビの身体をドアに間に挟むと、何度か思いきり閉めてヘビを振り落とした。

こうしてヘビをトイレに閉じ込めたシラフォプさんは、母親のスタパスさん(Sutapath)に救急車を呼んでもらい、地元のバーンヤイ病院 (Bang Yai Hospital)に搬送されて手当てを受けた。

病院では腫れあがった患部を消毒し、男性器の先端部分を3針縫わなければならなかったが、抗生物質を処方されたシラフォプさんは「医師に『すぐに100%回復するから、心配しないように』と言われたんだ」とホッとした様子で語っている。

なおシラフォプさんの自宅にはその後、ヘビの駆除業者が呼ばれ、体長1.2メートルほどのニシキヘビが捕獲された。ニシキヘビはトイレの便器の中に身を潜めていたそうで、森の中に放たれた。

スタパスさんは「まさかトイレの中にヘビがいるなんて、ショックでしたよ。あのヘビは排水口から入ってきたのかもしれませんね。きっと息子は、これからトイレに行くたびにドキドキするのではないかしら」と述べ、こう続けた。

「トイレに潜んでいたのは小さなヘビでしたが、噛みつく力は相当なものだったようです。ニシキヘビではなく、コブラだったら死んでいたところでした。息子が大事に至らなくて本当に良かったです。」

ちなみに2019年1月にはオーストラリアでもトイレの便座に座った女性が体長1.6メートルのニシキヘビに臀部を噛まれており、同年5月にはアメリカで友人宅を訪ねた男性が玄関先で突然ヘビに襲われていた。

画像は『LADbible 2020年9月9日付「Huge Python Bit Teenager’s Penis While He Was Sitting On The Loo」(Credit: Newsflare)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)