ところでみなさんは、どんなカーナビを使っていますか?

多くの人はクルマに装着されているナビを使っているかと思いますが、最近はスマートフォンをカーナビとして使う人も多いみたいですね。しかも、どうやら便利で実に使いやすいんだとか。今日は、そんなサービスのひとつである、ドコモの「ドライブネットナビ」を紹介しましょう。

実はこのシステム、ドコモが国内有数のカーナビメーカーブランドである「カロッツェリア」と共同開発したものなのだそうで。そう聞いただけでもなんだか他とはちょっと違いそうな予感がしますよね。

このドライブネットは、ドコモのスマートフォンにアプリをインストールし、専用開発されたクレイドルにスマートフォンをセットして使います。無料で使える「ドライブネットインフォ」と月額315円の「ドライブネットナビ」があり、前者は簡易的な交通情報、後者では最新地図を利用したカーナビ機能(クルマに据え置くカーナビと同じレベル!)や詳細な渋滞情報の取得などができるんです。

概要についてはモーターショーでのレポートを参照してもらうとして、今回はそのメリットと凄さを実際にドライブネットのユーザーであるIT・自動車ジャーナリストの神尾寿(かみおひさし)さんにズバッと聞いてみました。

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――まず、スマートフォンのアプリで一般的な通信型ナビってどんなものですか?

神尾さん:「クラウド側から送られてくる地図を使って道案内をしてくれるものです。見ている地図は本体アプリにキャッシュ(一時的な保管)されているだけで、本当の地図はクラウド側に用意されています。だから、頻繁に更新がおこなわれ常に最新の地図が使えるのがポイントですね。」

 

――たしかに地図が最新なのは便利ですね。

「これから先、それは重要な意味を持つでしょう。なぜなら、オリンピックに向けて東京の道路がどんどん変わるからです。一般的なカーナビの地図は手間をかけお金を払って地図更新しないと新しい道路には対応できないのですが、「ドコモドライブネットナビ」なら月額315円を払うだけで常に最新の地図を使えます。これは大きなメリットですね。道路だけじゃなく、新しくできた商業施設やスポットも然りです。」

 

――ドライブネットだからできることを教えてください

「ドライブネットは、クラウド上のサーバーと常に通信をしています。だから、リアルタイム情報が豊富だということですね。

たとえばナビの渋滞情報や天気の情報は、これまでは有料課金しているアプリでしか使えませんでした。しかし、「ドライブネットインフォ」ですと簡易的な情報とはいえ無料で使うことができます。

簡易的な情報ではなく、道案内まで含めたナビとして使いたければ、月額315円(消費税5%含む)の「ドライブネットナビ」という上位のナビアプリが用意されています。望む機能にあわせて、いずれかをユーザーが選べるのも特徴であり、使い分けできるのがメリットだと思います。」

 

―渋滞表示などスマホアプリならではのサービスと特徴を教えてください。

「まず、ドライブネットナビでは渋滞情報に関して普通のカーナビ(VICS情報)に比べると、はるかに大量の情報が確認できます。これが大きな特徴ですね。ですので、私の愛車にはメーカー純正の普通のナビもついているのですが、渋滞情報が豊富で使いやすいドライブネットナビも装着して活用しています。」

 

――メリットはどうでしょう?

「まず、通常のカーナビ専用機よりもレスポンスがいいことです。ドコモでクロッシィと呼ぶ高速通信サービスに対応していて、通信速度が早いから最新地図や渋滞情報の取得なんかも本当にあっという間。さらに最近のスマートフォンは、一般的なカーナビよりも画面描画や各種処理のスピードが速い。ストレスを感じずサクサクスムーズに使えるというのは大きなメリットですね。」

 

――スマホに向かって話しかけるだけで意図を理解して必要な情報を表示してくれる機能が備わっていますよね。そのポテンシャルはどうですか?

「ドコモの音声意図解釈技術を使った日本語の認識率は、文句なしにトップクラスです。音声認識はアップルのSiriなどが注目されていますが、日本語のイントネーションや言葉の特徴検出はドコモの技術が一番優れています。「周辺の駐車場探して」など基本的な指示は通じますよ。」

 

――クルマにスマートフォンを取り付けるためにオプションで用意している「スマートフォンホルダ01」が優れているのは?

「クレイドルにNFC対応のスマートフォンをセットすると、自動的にナビアプリが立ち上がるのが便利ですね。急速充電にも対応していますし。」

 

――「カーナビ用センサーユニット」という追加オプションもありますよね。これはあったほうがいいですか?

「ぜひ欲しいです。実は、ドライブネットナビを高精度で使える秘密がここに詰まっているんですよ。センサーが凄いんです。中に入っているのは、これはパイオニアが開発したもので、一般的なカーナビ並の高精度GPSセンサー(スマートフォン本体に内蔵されているものより精度が高い)やジャイロセンサー、加速度センサーが入ったものです。」

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――そのメリットは?

「まずGPS測位の精度が上がるというメリットがありますが、それ以上に大きなメリットがあるのが『GPS衛星からの信号が届かない時』です。GPSしか使っていないスマートフォン地図アプリは、衛星からの信号が途切れると自車位置をロストしてしまいます。トンネルに入った瞬間にクルマが止まってしまったり、あいまいな場所しか表示しなかったり。しかし、センサーユニット01のジャイロセンサーや加速度センサーを併用することでロストしにくくなります。

たとえば、東京の首都高速道路山手トンネルなんかはトンネル内に分岐があって、ロストするとそこできちんと道案内をしてもらえません。しかし、センサーユニット01ではGPS信号がなくてもジャイロセンサーや加速度センサーが自車位置をしっかり認識するので、トンネル内の分岐を案内してくれます。それができるスマートフォン向けナビアプリは、今のところドコモのドライブネットだけですね。」

 

――それはうれしいですね。

「あと、都市圏などで高架の高速道路の下を走っている道なんかでも差が出ます。普通のナビアプリはGPSの信号が途切れてしまって自車位置を間違えることもあるんですが、「センサーユニット01」をつけることで防げます。」

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――ところで素朴な疑問です。携帯電話の電波が届かないところに行ったら、通信ナビはどうなるのですか?

「ドコモの場合はエリアがかなり広いので、クルマで行ける範囲で電波が届かないというのはかなりのレアケースですね。そして実は、そのレアケースに当たっても大丈夫なんですよ。地図の基本情報はアプリ側で持っているんです。だから、電波が届かないから地図が見られないということはありません。本体にストックされている地図でナビを続け、電波が入ったら詳細な地図情報を読み込むという仕掛けになっています。」

 

――「ドライブネットナビ」は、聞けば聞くほど便利そうですね。

「高精度な渋滞情報などリアルタイム情報が使えることと、地図が古くならないこと。この2点の特徴だけで、私は普通のカーナビではなく「ドコモドライブネットナビ」を使うメリットは大きいと思います。すでにナビがついているクルマでも、より最新で高精度の情報を手に入れるためにスマホを併用するのもアリだと思いますよ。」

 

■ドコモ ドライブネット
https://www.nttdocomo.co.jp/service/information/drive_net/index.html

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(clicccar編集部)