ナポリは29日、ガラタサライとの親善試合に臨んだ。試合前にはパーティーが予定されていたが、当日ナポリ近郊で発生したバス転落事故で多数の死者が出たことを受け、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は8月9日のベンフィカ戦にパーティーは延期すると発表している。

MFマレク・ハムシクやDFパオロ・カンナヴァーロに拍手が送られたのに対し、MFフアン・スニガとMFワルテル・ガルガノにはブーイングが浴びせられている。一方、ラファエル・ベニテス監督は「フレンドリーマッチでこれなら、勝ったときはどうなるんだろうね」とサン・パオロの熱狂に興奮した。

デ・ラウレンティス会長が新戦力を紹介し、その最後となったFWゴンサロ・イグアインは、明らかに感極まった様子で「ここにいることをすごく幸せに思う。大きなことをやれるように願おう。チームは強いし、ファンタスティックな観客たちがいる」と語った。

ガラタサライとの一戦で、ベニテス監督はワルテル・マッツァーリ前監督と異なる4-2-3-1を採用。両サイドの位置が高く、頻繁にポジションチェンジする。だが、特にプレーが流れるように進んだのは、マッツァーリ監督時代のようにカウンターからだった。

イグアインやGKペペ・レイナがトランスファー待ちとあって、ベニテス監督はFWゴラ・パンデフを「偽9番」として起用。そのパンデフは4分にヘディングで先制点を挙げ、指揮官の期待に応えた。FWディディエ・ドログバやMFヴェスレイ・スナイデルを擁するガラタサライも、短時間に2度のシュートを試みるが、ナポリGKラファエウがセーブしている。

後半は両チームが交代を頻繁にするなか、ガラタサライがよりコンディションの良いところを見せるが、ラファエウがセーブ。それでも、58分に追い付かれてしまう。だがナポリは82分にスニガが2点目を奪取。ブーイングを拍手に変えた。終盤にはパンデフへのファウルでナポリにPKが与えられると、ガラタサライGKフェルナンド・ムスレラが抗議で退場に。PKをFWロレンツォ・インシーニェが沈め、ナポリが3−1と勝利した。