ユヴェントスは欧州ベスト8に進出した。リーグではスクデット連覇に向かっており、チャンピオンズリーグ(CL)でもカルチョーポリ以前のレベルに戻った。だが、アントニオ・コンテ監督が何度も繰り返しているように、ユヴェントスはまだ先祖代々のハングリーさを満たし始めたばかりのところだ。

CL準々決勝では組み合わせ抽選が重要となる。ニヨンでのドローで、ユヴェントスが避けるべきなのは、バルセロナとレアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘンの3チームだ。ボルシア・ドルトムントとパリ・サンジェルマン(PSG)の2チームも非常に厄介だろう。手におえるのは、マラガとガラタサライの2チームだ。

ここでは、厄介な2チームと、手におえる2チームについて見てみよう。

●ボルシア・ドルトムント(4つ星)
ここまでのCLで最も面白いチームだ。サンチャゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦の前半は、まだ記憶にあるだろう。

グループとして洗練されており、ユルゲン・クロップ監督によって見事に指揮され、ロベルト・レヴァンドフスキという過小評価されたセンターフォワードがおり、2列目にはマルコ・ロイスにマリオ・ゲッツェという若きカンピオーネたちも控えている。非常に完成されたDFであるマッツ・フンメルスにも注意だ。未知数なのは、一定のレベルにおける精神力。そして、このレベルでの確実さを持たないロマン・ヴァイデンフェラーという守護神だ。

●PSG(4つ星)
ファーストレグでは出場停止だが、ズラタン・イブラヒモビッチがいる。そして、チアゴ・シウバ、ルーカス、ハビエル・パストーレ、エセキエル・ラベッシ、ジェレミー・メネス。「パニーニ」のフィギュア収集家が望むようなコレクションの数々は、CLを制覇するのに十分だろうか? 

カルロ・アンチェロッティ監督は、まだできあがったばかりであり、あまりにイブラ依存のチームを発展させようと働いている。中盤ではブレーズ・マテュイディにマルコ・ヴェッラッティと、2人の巨人を育てており、ゴールマウスにはサルヴァトーレ・シリグという確実な守護神に満足している。足りないのは、両サイドのクオリティーと、一定レベルでの経験だ。

難しい対戦となるだろうが、ユーヴェの手におえないことはない。ユヴェントスはよりソリッドで、より調整されている。

●ガラタサライ(3つ星)
ファティ・テリム監督はトルコ以外で大きな記憶を残していないが、母国で指揮を執ると「皇帝」に戻る。1月のメルカートでは、ヴェスレイ・スナイデルやディディエ・ドログバといった選手たちを獲得した。元レアル・マドリーのハミト・アルティントップ、ブラク・ユルマズ、元ユーヴェのフェリペ・メロといった良い選手たちもいる。

ホームスタジアムの熱狂ぶりも影響するだろう。だが、準々決勝というレベルでは、悪く働くかもしれない。ゴールマウスにいるのは、元ラツィオのフェルナンド・ムスレラだ。だが、その前にいる4バックは決して信頼できるものではなく、それはシャルケ戦でも見ることができた。

●マラガ(3つ星)
マヌエル・ペジェグリーニ監督は、サプライズと言われることにうんざりしているだろう。彼が率いるマラガは、予選を突破し、グループステージではミランを上回って首位通過した。メルカートへの投資がゼロになった危機にも耐えている。唯一の損失は、サンティ・カソルラの移籍だった。

イスコという1992年生まれのトレクアルティスタは、レアル・マドリーとバルセロナをケンカさせるタレントだ。元ローマのジュリオ・バチスタも、良いフィジカルコンディションに戻ってきている。ジェレミー・トゥラランは、欧州最高のディフェンシブハーフの一人だ。

だが、不確実なウィリー・カバジェロという守護神も含め、守備はこのレベルにない。また前線も、ロケ・サンタクルスにしてもハビエル・サビオラにしても、すでに全盛期は過ぎたようだ。抽選で当てるべき相手である。