女を磨く“植物学”入門 Vol.4 “愛と美”をもたらすバラの世界
古代から"愛と美"の象徴として愛されてきたバラ。皆さんもご自宅に飾ったり、ギフトに用いたりと一番親しみがある花ではないでしょうか?今回はこのバラの魅力を存分に楽しむためのレッスンです。
バラは数本を無造作に花瓶で飾るだけでも素敵ですが、ここで「バラはもちが悪いから…」と避けてしまっている方はいませんか?バラを長持ちさせるポイントは水の吸収を良くすること!水を吸い上げる切り口の部分を常に清潔に保つために、こまめにカットしてあげること、花瓶の水をきれいに保つことがポイントです。あとは葉が多いとその分だけ水分も必要になるので、できるだけ葉は剪定するようにしてください。
こころの栄養補給に!バラのサラダ仕立て
少しずつカットして行くと短くなって花瓶とのバランスが悪くなってしまったり、花が大きく開いて頭が重たくなってきたらオススメしたいのが、サラダ仕立てのアレンジです。お持ちのサラダボウルや、口が広く深めの器を用いて、バラとグリーンを盛り合わせます。1種のみやお気に入りのバラ数種とグリーンを2、3種類組み合わせて、ぜひチャレンジしてみてください!
"飾る前のひと手間"でバランスの良い仕上がりに!

手順はとっても簡単です。一輪ずつのバラに、それぞれグリーンを添えてパーツを作ります。器の深さに応じて茎をカットし、バラの頭の部分をカバーするようにグリーンを添えて、茎を輪ゴムや紐で縛ります。通称スプレーバラと呼ばれる1本に数輪の花が付いたものには、線の細いグリーンや細かい葉を持ったグリーンを添えるとよいでしょう。
※写真のグリーンは左奥が木苺、右奥がコルジリネ(通称:赤ドラセナ)、手前がミスカンサス。
後は、口の広い花器やサラダボウルに各パーツを入れていくだけ。ポイントは、大きいパーツから順に、最後にスプレーバラと細かいグリーンのパーツをバランスを見ながら加えます。口が広い器にバランス良く花を挿すための、テープによる器への"仕掛け"は前回のレッスンを参照してください。
女性に優しく、美しい物語を紡ぎ続けるバラ
ギリシャ神話では愛と美の女神アフロディテに捧げられた花として、エジプトの女王クレオパトラが愛した花として、また歴代の王妃が愛した花としても数々の物語を持つバラですが、ここ日本でも「ノイバラ」という野生種のバラが「万葉集」に詠われているとされ、その果実は乾燥させて利尿薬などとして漢方に用いられた他、江戸時代には広く一般的な花木として栽培されるようになりました。また現代ではバイオテクノジー分野のロマンであり続けた"青いバラ"が、サントリーによって「サントリーブルーローズ アプローズ」として昨年ついに発売開始、いつの時代もバラは"美の象徴"として人々を魅了させ続けています。
さらには実用のアロマテラピーの分野でも、生理痛をやわらげたり、疲れた心を優しくなぐさめてくれる効果があると言われ、女性にはとっても頼りになる存在です。
バラを愛した歴代の王妃のように、自分の名前を付ける・・・までは難しいことですが、1本の香水を選ぶように、香りや色、またはその花が持つストーリーから最も自分に合ったバラを見つけて、心の拠り所にできたりすると素敵ですね。
・Botanicalism 花教室 - ご案内

花と暮らしの教室「Botanicalism」主宰。
1982年生まれ。13歳から華道に学び、高校在学中から生花店で修行、19歳でフロリスト養成学校にてフラワーデザインを習得。02年桑沢デザイン研究所(スペースデザイン専攻)在学中より店舗ディスプレイやイベントでの空間コーディネートを中心に活動。同校を卒業後(株)古舘プロジェクトに入社。マスコミ業界でのプロデューサー業を経て、09年9月に関連会(株)ブレイン・コミュニケーションズ所属にて「Botanicalism」の活動を開始。
■バックナンバーもチェック!
・Vol.3 ハーブを暮らしに取り入れる(2010年10月12日)
・Vol.2 季節の草花で秋色のおもてなし(2010年09月28日)
・Vol.1 "心のくすみ"を取る!いけ花(2010年09月21日)
