幕末ファンは見逃せない「明治維新140周年記念薩長土肥サミットinしものせき」が11月18日に開催される。
NHK大河ドラマでは「篤姫」でも「明治維新」にいたる歴史の展開が描かれているが今年はその明治維新がなってから140周年となるのだ。
それを記念して、薩長土肥の市長が幕末時にかかわりの深かった地「下関」に終結する。
そのイベントのひとつとして、維新の英雄、坂本龍馬と高杉晋作の対談が行われるというのだが。

幕末、維新の志士といえば人気では坂本龍馬や西郷隆盛となるだろうが、江戸幕府の大政奉還から無血開城、そして新政府樹立と激動の変化の中で「薩長土肥」から出た志士たちの果たした役割は大きかった。
薩摩は西郷隆盛、大久保利通、小松帯刀。長州は吉田松陰、桂小五郎、高杉晋作、土佐は坂本龍馬、中岡慎太郎、後藤象二郎。と維新の志士が思い浮かぶが、肥前からはあまり知られていない。
肥前(佐賀)藩は幕末期には他藩との交流を固く禁じていたので維新の表舞台にはあまり登場してこないのだ。しかし、藩自体は先進的な技術を開発していて「アームストロング砲」という当時最新の大砲なども製造に成功し戊辰戦争などで活躍している。
藩のしめつけが厳しい幕末期に脱藩をして他藩の志士と交わろうとした数少ない肥前藩の志士が、江藤新平、大隈重信、副島種臣らなのである。

「薩長土肥」の市長が幕末ゆかりの地「下関」に集まり、これからの街づくりなどを考えるというのが今回のテーマである。
市長らのパネル対談だけでなく、直木賞作家の古川薫氏による講演「明治維新140年を振り返って」など興味深いイベントが行われる。
古川薫氏は山口県出身の作家で、「漂泊者のアリア」で第104回直木賞を受賞した、年齢65歳で最高齢受賞にして、それまで10回候補にあがったのも最多となるものだ。
受賞作は藤原歌劇団を創設したオペラ歌手の藤原義江について書いたものだったが、氏の作品は「高杉晋作」「吉田松陰の恋」など幕末期のとくに長州の歴史についての作品が多い。

今回のイベントでもっとも話題となっているのが
[架空対談]
坂本龍馬vs高杉晋作『両雄「その後」を語る』
なのだが、脚本がこの古川薫氏によるものなので、こどもだましの寸劇ではない本格的な内容が期待できる。

高杉新作は、早く世を去ってしまったが藩命で上海などに渡航して当時の清国が欧米に植民地化されようとしている現状を見た、当時として異例な体験をした志士である。
それだけに、彼は幕藩政治の改革の必要性を必死で考えた。武士以外の農民などで組織した「奇兵隊」を結成するなど発想の仕方は龍馬に良く似ている。
一説では坂本龍馬に拳銃(リボルバー式)を贈ったのは高杉だといわれている。

その、両雄がどんな対談を展開してくれるのか、今の日本は幕末期に似ているともいわれる。タイミング的に今回のサミットは大いに意味のあるものであろう。
歴史ファンならずとも是非聞いてもらいたい。

「明治維新140周年記念薩長土肥サミットinしものせき」
日時 平成20年11月18日(火曜日)15時から18時まで
場所 シーモールホール(シーモール下関4階)
入場料 無料

詳しくは、
下関市広報サイト
にて(サイトでは坂本龍馬、西郷隆盛などの肖像が載ったチラシがダウンロードできる。)

(編集部:真紀和泉)

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