続投意欲示していたスターマー英首相、一転辞意表明へ…9月末に「秩序ある退陣」有力視
【ロンドン=工藤武人】英紙ガーディアンは、スターマー英首相が22日朝(日本時間22日午後)、声明を発表して辞意を表明すると報じた。
複数閣僚への取材に基づくとしている。スターマー氏は側近らと声明の準備に着手しているという。当面は与党・労働党の党首と首相職にとどまり、9月末の党大会に合わせて辞任するシナリオが有力視されている。
次期首相候補と目されるアンディ・バーナム氏が18日の下院補選で圧勝したことを受け、支持率が低迷するスターマー氏への辞任圧力が党内では急速に強まっていた。
フィナンシャル・タイムズ紙によると、複数の閣僚が、党首と首相職をバーナム氏に禅譲する「秩序ある退陣」に向け、スターマー氏に辞任時期を明らかにするよう直接要求している。スターマー氏が応じなければ23日の閣議で、多くの閣僚が辞任する可能性があるという。BBCは21日、スターマー氏は続投に意欲を示していたが「過去48時間で政府内の空気が変わった」と指摘した。
スターマー氏は2024年の総選挙で労働党が14年ぶりに政権を奪還し、首相に就任した。物価高対策などで目立った成果を出せず、求心力が低下している。
