米イラン進展も値動き限定的、二転三転警戒 イスラエル「安全保障ドクトリン変更」

18時間にも及ぶ米イラン協議が終了した。イランのアラグチ外相が「レバノン戦争終結に向けて大きな進展が見られた」と語ったことで、市場には安堵感が広がっている。
今後、仲介国であるカタールとパキスタンが協議内容をまとめた文書を公表する。

トランプ米大統領がイランに爆撃警告や暴言を吐くなどしてイラン側が協議を退席するなど一時混乱が見られたが、今週残りの期間も対話を継続する見通しとなっており、さらなる進展が期待される。

ただ、アルジャジーラは核計画などを巡り多くの点で意見の相違が残ったままだと報じている。また、イスラエルのネタニヤフ首相が「安全保障ドクトリンを変えた」と発表したことで警戒感が高まっている。今までイスラエルは攻撃を受けた場合に反撃する姿勢を示してたが、方針を変え「先制攻撃を仕掛け、先に奴らを殺す」と主張している。

ひとまず、米イラン協議に進展が見られたことで有事のドル買いが後退、円も下落している。時間外で米株は下げ幅を縮小、NY原油は下げに転じている。

ただ、全体的に値動きは限定的。イスラエル攻撃やトランプ氏の態度豹変への警戒感が根強い。