[6.21 W杯H組第2節 スペイン 4-0 サウジアラビア]

 スペイン代表は21日、北中米ワールドカップH組第2節でサウジアラビア代表と対戦し、4-0の快勝を収めた。FWラミネ・ヤマルがW杯初先発で先制ゴールを奪うと、MFミケル・オヤルサバルは2ゴール1アシストの大活躍。後半にはオウンゴールでリードを広げて完勝となった。

 初戦でカーボベルデ代表に痛恨のスコアレスドローとなったスペイン。1-2で日本に敗れた前回大会のグループリーグ最終節からW杯2試合無得点で迎えた今節はサウジアラビアとの対戦になった。前節と同じ轍を踏まないためにも先制点を早い時間帯で奪いたいゲーム。すると開始10分でゴールが生まれた。

 ゴールキックを中盤でMFペドリがカットした流れから、MFアレックス・バエナが左サイドのスペースにボールを送る。そこへ走り込んだオヤルサバルがグラウンダーの鋭いクロスを供給すると、ファーサイドのヤマルが滑り込みながらゴールに流し込んだ。

 ヤマルはW杯史上8番目の年少記録となる18歳と343日でのW杯初ゴール。『オプタ』によれば18歳以下の選手がW杯で先制点を決めるのは1958年のペレ氏以来2人目だという。

 スペインは続く前半21分、左CKのこぼれ球をMFダニ・オルモがシュート気味に蹴り込むと、ゴール前の混戦からオヤルサバルが押し込んで2-0。直後の同23分にはDFペドロ・ポロのクロスをファーのDFマルク・ククレジャが頭で落とし、オルモも頭でファーサイドにパスする。ファーで待っていたオヤルサバルがこの日2点目を決めて3点差に広げた。

 さらにオヤルサバルは前半36分、相手GKモハメド・アル・オワイスがCKを逃れようとゴールから離れてクリアしたボールをペナルティエリア左外で拾い、左足アウトサイドでGKの頭上を越すテクニカルシュート。これは惜しくもクロスバーに嫌われてハットトリックとはならなかった。

 スペインのルイス・デ・ラ・フエンテ監督はハーフタイム明けでヤマルとオヤルサバルを揃って退けて、最終節のウルグアイ戦も見据えたベンチワークを行う。それでもスペインは後半4分、左CKがファーへ流れたところをククレジャがボレーで合わせると、GKが防いだボールはDFハッサン・アルタンバクチに当たってゴールに吸い込まれてスペインに4点目が入った。

 圧倒し続けるスペインは後半20分、MFミケル・メリノのスルーパスに抜け出したFWフェラン・トーレスがGKと1対1になったが、シュートは枠の右に外れた。以降はサウジアラビアがやや前に出て守備の積極性が増したものの、試合の流れは変わらなかった。

 スペインは後半アディショナルタイムのF・トーレスのゴールがVARの介入を経て取り消されたが、4-0の完封勝利で今大会初勝利。サウジアラビアは勝ち点1にとどまっている。