4回、内野守備の乱れで大量5点を奪われたターノック(左から4人目)=撮影・園田高夫

写真拡大

 「ヤクルト9−2広島」(19日、神宮球場)

 広島は守備も乱れて大敗。借金が今季ワーストタイ14に膨らんだ。先発のフレディ・ターノックは4回6安打5失点(自責4)で4敗目。反撃は七回にサンドロ・ファビアンの2ランのみ。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は守備を立て直し、浮上のきっかけをつかむことを望んだ。

  ◇  ◇

 四回の守りが全てだったね。守備の乱れが大きな敗因だったと言える。

 試合序盤はターノックが走者を背負いながらも粘り強く投げ、ゲームをつくっていた。しかし、この回、無死一、三塁から小園が遊ゴロを本塁へ送球したが、一塁側にそれて先制点を与えてしまった。記録は野選だったが、タイミング的には十分アウトにできた。続く吉村のバントを今度は坂倉が一塁へ悪送球して2点目を献上。守備のミスが重なり、相手に流れを渡してしまった。

 得点力不足に苦しむチームにとって守備のほころびは致命傷となる。だからこそ、堅守と機動力を軸にした野球を徹底する必要がある。

 攻撃では、四回に名原がセーフティーバントを試み内野安打とした。残念ながらけん制死で得点に結びつかなかったが、こういう工夫が突破口になる。現状はエンドランや盗塁など、足を使った攻撃で流れを引き寄せるしかないだろう。

 交流戦が終わり、ペナントレース再開の初戦は残念な結果に終わったが、切り替えていくしかない。守備力を立て直し、少ない得点を守り切る戦い方を再確認して浮上のきっかけをつかんでほしい。