米イラン和平合意 経済界から歓迎の声も…元売り会社「完全に元通りにはならない」
アメリカとイランの和平合意を受け、経済界からは歓迎の声があがる一方、ホルムズ海峡封鎖以前には戻らないとの見方も示されました。
経済同友会・山口明夫代表幹事
「米国とイランの合意については、歓迎したいと思います」
経済同友会の山口代表幹事はこのように述べた上で、原油やナフサなどが円滑に調達されて、サプライチェーンの障害が早期に解消されることを期待したいと話しました。
一方で経済界の対応としては、今後の情勢変化も見据え、サプライチェーンの多様化や代替製品の検討などは、勢いを止めることなく進めていくことが重要であると指摘しました。
また、元売り会社からは慎重な見方も出ています。関係者の一人は、「和平合意の実効力を見極めないといけない」とした上で、「ホルムズ海峡が開放されても、原油の調達などは完全に元通りにはならないだろう」との見通しを示しました。
その上で、今後の原油価格については「指標はホルムズ封鎖前に戻る可能性があるが、調達価格は従来より高くなっていくと思う。上昇分を安全保障上のコストとしてみていけるのかどうかだ」と話しました。