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 人気漫画「花さか天使テンテンくん」などで知られる漫画家の小栗かずまた氏が、12日までに自身のnoteを更新。98年のアニメ化当時の心境などを打ち明けた。

 自身にとって初のジャンプ連載だった「花さか天使テンテンくん」。98年にアニメ化されフジテレビ系で放送された。当時について「アニメ化で収入は大きく増えました」と告白。「一番多い年で、1億弱だったと思います。しかし、それは“アニメ化自体での収入”というよりも、“コミックスの印税収入”が大半でした」と明かした。

 アニメ化されると本屋に平積みされるため、既刊のコミックスを大量に増刷してもらえることからコミックスが売れ、収入が増えたのだという。「期待していたアニメの放送権料は、1年間放送されたとしても、例えるなら『国産の新車一台分』という感じでした」と赤裸々に告白した。

 またグッズ販売についても「作者に入るロイヤリティはわずか数%」だという。

 しかも実際にアニメ化された作品については「全くの別物」だったと吐露。「しかし、それはおそらくテレビ局側の狙い通りで、幼稚園生から小学校中学年ぐらいまでの男子を楽しませるアニメ番組としては、『正解』だったのだと思います」と理解を示した上で「でも、テレビの影響力は絶大です。当時、1%の視聴率でも約100万人が観ているといわれていました(テンテンくんの平均視聴率は6.4%ぐらいだったので、一年の間、毎週約640万人の人が観ていたという計算になります)。多くの人が観たという事は、それが一般的な『花さか天使テンテンくん』のイメージになってしまうのです。インパクト抜群の主題歌も相まって、『テンテンくんといえば、下ネタ連発のドタバタギャグ』実際、今もそういうイメージを持ってる方が多いと思います。でも、読んでもらえればわかると思うのですが、漫画のテンテンくんは裸ですが、あまり下ネタはやっていませんし、ドタバタした展開の回も数える程です(どちらも勿論、ゼロとは言いませんが…)。それと、その後のアニメを観ていて思ったのが、テンテンくんという漫画の特徴の一つである『感動的な話』がほぼありません…。というか、全43話の中で原作と同じ話が一話もない…。(似た内容の話があっても、かなりアレンジされています)」と吐露し「正直にいうと、複雑な気持ちでした」と打ち明けた。

 「『アニメと漫画は全くの別物。コミックスも沢山増刷されたんだからイイじゃん』そう割り切れる程、当時24歳の若造の僕は、達観した大人ではありません。まして、毎週“頑張って少しでも良い作品を創ろう!”と睡眠時間を削って、必死で戦っている最中の新人漫画家です。おそらく頭ではそう思おうとしていても、きっとどこかで強烈なストレスが溜まっていたのだと思います」と吐露。心と体に支障をきたすようになったといい、続報は今後noteに記していくと説明した。

 小栗氏は、2027年に俳優・松坂桃李主演で放送される大河ドラマ第66作「逆賊の幕臣」の題材となっている小栗上野介忠順の子孫としても知られている。最強ジャンプ8月号(7/3発売)から、小栗上野介忠順に関する連載をスタートすると発表していた。