WBO−AP王者の李健太が判定勝ちでV1 “パパ初勝利”に「これからは子どもと嫁を一生守っていく」
◇プロボクシング WHO’s NEXT DYNAMIC GLOVE on U−NEXT Vol. 44 WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級タイトルマッチ10回戦 李健太《○判定●》富岡樹(2026年6月6日 東京・後楽園ホール)
WBOアジア・パシフィック(AP)スーパーライト級王者の李健太(30=帝拳)が同級1位の富岡樹(29=角海老宝石)に3―0判定勝ちし、初防衛に成功した。
長いリーチを生かしながら主導権を握った王者。7回には強烈な左ストレートを見舞うなど随所で強打を打ち込んだが、距離が遠い富岡に決定打を打ち込めず。ジャッジ三者の支持を得て(98―92、97―93×2)、今年1月に得た王座の初防衛戦に成功した李だが冴えない表情。
「人一倍トレーニングしてきたつもりだが、今日の試合ではまだまだ。富岡選手は前の手とジャブ、駆け引きが日本トップレベル。それを克服するために練習してきたが相手がうまかった」と過去にスパーリングで手合わせしてきた挑戦者の技術を称えた。
担当する大和心トレーナーは「強引にいけばストップできたかもしれないが、雑になったところで逆に相手にポイントを取られていたかも。僕のせいです」と“ゴーサイン”を出せなかった自身の判断を悔やんだが「この階級で一敗したら終わり。次につながったことがよかった」と李。WBO13位に位置し、見据える初の世界挑戦に向けての「第一条件」をクリアしたことに安堵(あんど)した。
4月9日、妻・世奈さんとの間に第1子となる長男・蒼琉(そる)くんが誕生した。“パパ初勝利”には「そこは何も感じなかった」とクールを装いながら「これからは子どもと嫁を一生守っていく」と大黒柱としての自覚をのぞかせていた。
