アメリカの新興企業アンソロピックは2日、サイバー攻撃に悪用される懸念が高まっているAIモデル「クロード・ミュトス」の提供先について、これまでのおよそ50組織に加え、およそ150組織を追加すると発表しました。拡大先には日本の組織も含まれています。

アンソロピックのAIモデル「クロード・ミュトス」は、システムの脆弱性を見つける能力が極めて高く、サイバー攻撃への悪用が懸念されるとして一般公開が見送られていて、現在はアメリカの一部の企業やアメリカ政府機関に限定して提供されています。

こうした中、アンソロピックは2日、「クロード・ミュトス」の提供先について、これまでのおよそ50組織に加え、およそ150組織を追加すると発表しました。

今回、拡大された組織の中には、電力や水道、医療、通信などの重要インフラを担う組織も初めて含まれていて、日本を含む15か国以上が対象だということです。

今回の拡大の理由について、アンソロピックは「重大なサイバー攻撃を受けた場合、ほとんどの提供先が1億人を超える人に影響を及ぼす可能性がある」とした上で、「世界と国家の安全保障にとって重要な意味を持つ」としています。