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地元の魅力をアピールするアンテナショップですが、いま売り上げを伸ばしている店が増えているといいます。物価高の中でも、工夫して客足を伸ばしているアンテナショップを取材しました。

■ご当地の味が大集合“全国1位”の店は…

every.取材班
「北海道のアンテナショップでは、いくらやほたてなどの海産物、コロッケなど、北海道の名産品がずら〜っと並んでいます」

東京・有楽町にある北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ有楽町店」。年間の売り上げは10億円を超え、全国1位です。

20代
「旅行に行かなくても、ご当地のものを食べられるのはすごくいい」

原油高のなか、手軽に旅行気分。外国人観光客にも人気で、都内にあるアンテナショップのおよそ7割の店舗の売り上げが増加するなど“盛り上がり”をみせているのです。

宮城県のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」では、開店前から行列ができていました。お目当ては…。

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80代
「定義山の油あげ」

分厚さと大きさが特徴的な、曜日限定販売の油あげ(定義の三角油揚げ4枚入り 720円)です。

“地元の味”が並ぶお店。実は2024年に一度、閉店していました。

しかし、お客さんや地元の生産者などから要望が相次ぎ、去年、規模を縮小して、都内の別の場所で再スタート。

復活を遂げたお店がある一方で、東京・銀座にあった群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」は、“コロナ禍”などの影響で客足が減少。高額な賃貸料も影響し、2022年に閉店しました。

■全国各地の自治体が“週替わり”で出店

そんな賃料の負担を解決するアンテナショップもあります。

東京・台東区の「ふるさと交流ショップ台東」の入り口には「茨城県筑西市」と書かれていますが…。

お客さん(70代)
「いろんな地方からいろんなお店が来るから楽しみ」

実は全国各地の自治体が1週間ごとに出店する“週替わり”のアンテナショップなんです。商店街を盛り上げるため、東京・台東区が運営しています。

運営にかかる賃貸料や光熱費などの経費は、台東区が負担するため…。

茨城県筑西市 産業戦略課 馬目泰希主事
「出店するのに運搬料であったり商品の経費しかかからない」

店の負担は、商品の運搬費と人件費だけ。台東区も出店者もお客さんも“Win-Win-Win”です。

■「わかものふるさと便」運が良ければ…

あの手この手で工夫するアンテナショップは、他にもあります。

過去最高の売り上げを更新し続けている滋賀県が、東京・日本橋で去年始めたのは…。

ここ滋賀 平山翔太さん
「わかものふるさと便。仕送りのようなものを届けて、滋賀県と首都圏にいる滋賀県ゆかりの若者と接点をつくるような取り組み」

学生時代を滋賀県で過ごした18歳から29歳までの若者を対象に、“ふるさとの味”をプレゼント。運が良ければ…。

ここ滋賀 平山翔太さん
「近江牛のステーキがまるまる1枚入ったカレー。これが入っていたら大当たり」

5400円の近江牛カレーが入っていることも。

若者の利用が少ないと言われるアンテナショップですが、お店で使える商品券も入れることで、友達を連れてきてくれる相乗効果も狙っています。

■約100種類のほしいもを集めたイベント開催

昨年度の売り上げが過去最高の4億円を突破した、茨城県のアンテナショップ「IBARAKI sense」(東京・銀座)。後押ししたのは、茨城県が“生産量日本一”いま人気の「ほしいも」です。

親子(50代・20代)
「もう手が勝手に…。1、2、3、4、5個、全部違うやつ。あははは」

生産者や品種が違う「ほしいも」が、なんと50種類。さらに…。

IBARAKI sense 宮粼実奈子店長
「茨城のおいしいほしいもをお店の中だけで抑えられない、この思いを出張までして販売したい」

およそ100種類のほしいもを集めたイベントを開催するなど、店舗外で特産品を販売・宣伝する“出張イベント”を開催。

新たなファンが増え、売り上げアップにつながっているということです。