中国の商業宇宙企業CAS Space(中科宇航)は日本時間2026年5月15日、酒泉衛星発射センターから「力箭1号(Kinetica 1)」遥十三を打ち上げ、地球観測衛星など合計5機の衛星を所定の軌道へ投入することに成功しました。


打ち上げに関する情報は以下の通りです。


打ち上げ情報:力箭1号遥十三(一箭五星)

・ロケット:力箭1号(Kinetica 1)遥十三
・打ち上げ日時:日本時間 2026年5月15日 13時33分
・発射場:酒泉衛星発射センター 東風商業航天創新試験区(中国)
・ペイロード:泰景三号05A星、泰景三号05B星、天仪50星、天雁27星、吉林一号高分03D55星(合計5機)


「泰景三号05A/05B」は、微納星空(MinoSpace)が開発した光学地球観測衛星です。中国メディアなどによると、両衛星は0.5m級の高分解能撮影能力を備えており、成都市の都市運営、農業、防災、インフラ管理などへの活用が想定されています。


力箭1号とは

力箭1号はCAS Spaceが開発した4段式の固体燃料ロケットで、高度500kmの太陽同期軌道に約1500kgの打ち上げ能力を持っています。CAS Spaceは中国科学院力学研究所を母体に設立された商業宇宙企業で、小型衛星の単独打ち上げや相乗り打ち上げに対応するロケットとして力箭1号を運用しています。


今回の打ち上げは、力箭1号として通算13回目の飛行となりました。また、CAS Spaceの力箭シリーズ全体では通算14回目の打ち上げで、内訳は力箭1号が今回を含めて13回、2026年3月30日に初飛行した液体燃料ロケット「力箭2号(Kinetica 2)」が1回です。新華網によると、力箭シリーズは今回のミッションを含めて累計100機の衛星を軌道へ投入し、入軌したペイロードの総質量は18トンを突破しました。


CAS Spaceは固体燃料ロケットの力箭1号に加えて、液体燃料ロケットの力箭2号の運用も開始しており、今後さらに打ち上げ機会を拡大していくとみられます。


関連画像・映像

【▲ 酒泉衛星発射センターから打ち上げられた「力箭1号(Kinetica 1)」ロケット[1枚目](Credit: CAS Space)】
【▲ 酒泉衛星発射センターから打ち上げられた「力箭1号(Kinetica 1)」ロケット[2枚目](Credit: CAS Space)】
【▲ 酒泉衛星発射センターから打ち上げられた「力箭1号(Kinetica 1)」ロケット[3枚目](Credit: CAS Space)】

 


文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部


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