《元ジャンポケ・斉藤慎二の不同意性交公判》「示談は諦めたのでは」弁護士が感じた「公判前日にバームクーヘン販売告知」への違和感…罪が認められたら「一発で実刑」
2024年7月、新宿区内の駐車場に停車していたロケバス車内で、20代の被害者女性・Aさんに性的暴行を加えたなどとして、不同意性交等の罪に問われている元ジャングルポケット・斉藤慎二被告(43)。3月13日から東京地裁にて公判が開かれており、斉藤被告はここまで「同意してくれていると思っていた」などと、罪状認否で起訴内容の一部を否定。両者の主張は食い違っている。
【写真】公判前日、バームクーヘン販売を告知していた斉藤の日に焼けた現在の姿。妻・瀬戸サオリが報道当時に投稿していた「弁解」
5月13日に行われた第4回公判では、事件当日、ロケ撮影を行っていたテレビ番組の女性アシスタントディレクター(以下AD)・Y氏が証人として出廷。Y氏は、斉藤被告とAさんがロケバスで口腔性交に至った直後の2人の様子について証言した。さらに斉藤被告は直近でも、"独自の動き"を見せている--。【前後編の後編。前編から読む】
DとADは「違和感なかった」
口腔性交があったとされる犯行は、ロケ撮影が終わった直後のロケバス車内だった。ADであるY氏はAさんに「ピンマイクを外してほしい」と斉藤被告がひとり乗るロケバス車内に誘導したと証言し、その際に犯行があったとされる。
その後、ロケバス車内から2人が降りてきた。バスの出入り口を映していた監視カメラには、Y氏がAさんからピンマイクを受け取る様子が残っているという。その時のAさんの様子について、Y氏は次のように証言した。
斉藤被告の弁護人:(ロケバスから降りてきた時)Aさんに体調の変化や気分が悪そうなことはなかったですよね?
Y氏:ありませんでした。
斉藤被告の弁護人:後日、Aさんが性的被害を訴えたと聞いた時、びっくりしたのではないですか?
Y氏:それは本当にびっくりしました。
裁判を傍聴したライターが語る。
「検察側の証人として出廷したY氏ですが、斉藤被告側は当日Aさんに『異変が見られなかった』ことを証言させることで、両者同意のもとで口腔性交などの行為が行われたことを主張する意図を感じました。実際、5月8日に出廷した番組ディレクターのX氏も、当日Aさんの異変には気づかず、ロケが中断することもなかったと証言しています。
一方、Aさん側は当日、『突然のことで明確に否定する時間的余裕がなかった』『影響力のある芸能人からの要求を断る判断ができなかった』と主張。
実際Aさんの母親は、ロケ撮影中に娘から『斉藤慎二めっちゃ気持ち悪いんだけど』などとLINEメッセージを受け取っていたことを主張しています」
弁護士が感じた「心証の悪さ」
次回公判は6月初旬に予定されている。今後の公判の流れについて、都内在住の弁護士が解説する。
「今回問われている不同意性交等罪と不同意わいせつ罪のうち、不同意性交等罪が認められた場合、5年以上の有期懲役刑となるので、執行猶予は付かずに一発で実刑になります。
斉藤被告側が実刑を回避するには、公判で不同意を否定し切るか、Aさんとの間で示談をまとめ情状酌量を求める、という二択です」
示談をまとめるのは有力な選択肢だが、この弁護士は直近の斉藤被告の"ある行動"に違和感を感じるという。今回の公判前日に、斉藤被告が自ら手がける「バームクーヘン」の販売告知をSNSで行なっていたのだ。投稿には、笑顔でポーズを決める斉藤被告のイラストが掲載されている。
「Aさんは過去の公判で『反省していないように見える』『示談に応じるつもりはない』と証言している。公判の傍で今回のような告知を行うことも、Aさんの心証には当然良くないでしょう。
各公判日程がかなり空いていることもあり、弁護側は水面下で継続的に示談の打診をしているのかなと思っていましたが、今回の告知を見て、示談は諦めたのかなという印象も受けます」
かつての人気芸人の命運は、今後の公判の行方にかかっている。
(了。前編から読む)
