2025年(1月〜12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事を発表します。インタビュー部門の第1位は、こちら!(初公開日 2025/11/30)。

【貴重画像】美男美女すぎる…夫・稲本潤一さんとの“ラブラブツーショット”を見る

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 中学2年でデビューし、モデル歴27年となる田中美保さん(42)。『セブンティーン』『non-no』『MORE』といったファッション誌で活躍し、表紙を飾った回数は70回以上というカリスマモデルだが、本人は「私は至って普通」と語る。

 2012年には元サッカー日本代表の稲本潤一さんと結婚し、現在は6歳と4歳の男の子のお母さんでもある田中さんに、キャリアの原点から「ワンオペ続き」という子育て事情まで話を聞いた。(全2回の2回目/1回目から続く)


田中美保さん ©杉山秀樹/文藝春秋

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夫・稲本潤一さんの引退会見にサプライズで登場

――2024年12月に夫の稲本潤一さんが現役を引退しました。引退会見にはサプライズで田中さんも登場されて、お子さんと一緒に花束を手渡したそうで。

田中美保さん(以降、田中) 私は特に出なくてよかったのですが(笑)。

――そうだったんですね。

田中 彼も現役の最後の方は、子どもの記憶に残るまでは続けたい、というのはあったと思うので、息子からお花をもらうのは嬉しいだろうなと思ってたんですけど、結局、「田中さんも出てください」って言われて。「あっ、マジですか」みたいな。

――夫婦で表に出るのはちょっと……ですか?

田中 いや、そういうことではなくて、あくまで彼の引退会見だから、私が出るのは違うかなって。それもあって、夫の引退については自分のインスタにも何も上げなかったんです。

――夫の現役引退ということで、コメントをしたくなりそうな気も。

田中 インスタのストーリーズで上げようかなとも一瞬思ったんですけど、「いや、ファンは私からの言葉なんていらないかな」と思い直しました(笑)。

 引退したのは彼だし、私は私でちゃんと「お疲れさま」ってお家でやったから、「妻が前に出なくていいかな?」と思って。

19歳の時に「絶対、稲本と結婚する」と“予言”していた

――そもそもお2人の出会いは?

田中 モデルの友だちが夫と知り合いで、飲み会をセッティングしてくれたんです。

 それが26歳くらいの時なんですけど、2002年の日韓ワールドカップで世の中がめちゃくちゃ盛り上がったじゃないですか。で、「サッカー選手の中だったら誰がいい?」みたいな話になった時、19歳の私が「断然、稲本。絶対、稲本と結婚する」って言ってたらしいんですよ。

――昔からタイプだった?

田中 言ったことも忘れてたんですけど、結婚後にそれを友だちから聞いて、「私ヤバい人じゃん、キモいね」って盛り上がりました(笑)。

「隣にいたら自分が細く見えるやつじゃん」夫に初めて会った時の印象

――初めて稲本さんと会った時の印象は。

田中 「わあ、大きい。カッコいい」みたいな。181センチあるしガタイもいいから、これ、隣にいたら自分が細く見えるやつじゃんって(笑)。

――しかも、サッカー界のレジェンドで。

田中 レジェンドですか。良かったです。本人に伝えておきます(笑)。でも基本、サッカー選手って自分が有名人と思ってない人が多い気がします。

――人気者同士のカップルということで、交際中はマスコミ対策も大変だったのでは。

田中 特にないです(笑)。

――全然隠れることなくオープンで?

田中 そうですね。オープンで。見られても「ありがとうございまーす」ぐらいです。

――稲本さんのどんなところに一番惹かれましたか。

田中 マメだったからかな。あと、優しかった。今も連絡はマメです。「今から帰ります」とか。

――夫婦のLINEって「了解」くらいですよね。

田中 そうそう。スタンプとかで、「今から帰ります」「お風呂わかしておいてください」「わかった」で終わり。

「妻を叩くのは違うのではないかな?」選手の不調を妻のせいにする風潮に違和感

――「アスリートの妻」というプレッシャーはなかったですか。

田中 頑張っている方は本当にすごいですよね。めっちゃ尊敬します。だからうちの場合は、ごめんね……って感じで(笑)。

 私も子どもができる前まではわりと考えてご飯も作っていて。すっごい初歩の初歩の、アスリートフードマイスターの資格を取ったりもしました。でも、夫も大人なので、きちんと自分で判断しますしね。

――そりゃそうですよね。

田中 パートナーがサポートされているご家庭は多いと思いますが、ウチは身体が強くてよかった、ありがとう、って感じです(笑)。

――おかしな話ですけど、選手の不調が妻のせいになることもあるようですね。

田中 私はあんまりなかったですけど。「妻を叩くのは違うのではないかな?」とは思ってます。

――そうですよね。

田中 私がどんなにご飯でサポートしても不調な時は不調だろうし、って思うタイプです。栄養管理は大事だと思うけど、それはあくまでサポートの一環だし、やり方もいろいろあるし、時代によって栄養の考え方も変わってきてますからね。だから困った時は、「サバ缶最高」ってテンションでやってます(笑)。

「すごく怒ることも、すごく悲しむこともあまりない」現役時代の稲本さんの素顔

――稲本さんから食事の管理を求められることもなかった?

田中 ないですね。2人の時はちゃんと作ってたけど、今は子どもが食べられるものをメインに考えるので、プラス大人の分を別でなんて作れず、自然に適当になっていって。

 そうやって変化しても、彼自身はプロとして自分でちゃんと管理しているから、それでいいかなって思ってます。

――ご自宅でサッカーの話はするんですか。

田中 気づくとずっとテレビでサッカーの試合を見ていることはありますけど、話は全然しないですね。子どもが今サッカーをやってますが、見に行っても口出ししません。 現役中からずっとですけど、あんまり家に持ち込まないタイプだと思います。

――試合の内容によってテンションが変わることもなく?

田中 負けても切り替えが早いというか、メンタルが安定している人なんだと思います。「すごく怒ることも、すごく悲しむこともあまりない」って本人も言ってました。

 あとは、ルーティンとかジンクスを作るのも嫌いみたいで。彼は、何かを決めるとそれをずっとやらなきゃいけなくなるのが嫌みたいです。

「基本、彼の好きなように…」2015年から北海道で生活

――稲本さんは2015年から2018年まで北海道コンサドーレ札幌に所属されていましたが、移籍は突然決まるものなんですか?

田中 「ここからオファーが来たけどどうする?」って感じで、シーズンオフになってから急に決まりますね。

――東京にずっと住まれていたということで、地元を離れるのは寂しかったのでは。

田中 基本、彼の好きなように……ってスタンスなんで、こっちはどこでも大丈夫だよ、と。

――器が大きいです。

田中 何も考えてないだけですよ(笑)。どうにかなるかな、で生きているんで。

 ただ、最初はワクワクで、1人でいろいろ観光に行ってたんですけど、東京生まれなので、北海道には友だちがまったくいない状況だったし、すぐ遊びに来れるような距離でもないから、最後の1、2年はさみしかったですね。

――夫婦円満の秘訣は?

田中 たまにけんかになって、私のほうが「かかってこいや!」みたいになっても、彼は「怒る労力が無駄」って人なんですね。「いや、そこは労力使ってよ」って最初はムカついたけど、今は良かったなって思ってます(笑)。

「夜はほぼ毎日ワンオペ」「お酒がストレス発散」意外すぎる結婚生活

――お2人とも仕事をされている中で、家事と育児の分担についてはどうやってされていますか。

田中 できる時にできる方がやるしかないよね、と。だから結局今は私がほとんど育児はしていますけど。選手の時よりユースのコーチになった今のほうが忙しくて、夜は全然いないし、休みは週1日だけという。運動会とかも休めないですし。

 夜はほぼ毎日ワンオペなんで、お迎えの1時間ぐらい前から動悸がするんですよ。「また今夜も始まる」って(笑)。

――わかります。子どもの顔を見て嬉しいのと同時にこれからを考えると疲れるという。

田中 17時に帰ってきて、ご飯もお風呂も済ませて20時半には寝る、というのが我が家のルーティンなんですけど、17時からの私は誰にも見えない速さで動いてると思います(笑)。その合間にチューハイも飲んで。

 ただ、アルコール度数が高いのだと次の日の子守りができなくなりますし、今は飲みすぎると次の日も辛いので、嗜む程度にしています。

――お酒がストレス発散になっている?

田中 ストレス発散になってますね。ハァ、疲れた……プシュッて開けちゃうんですよねえ。もう今日はやめようって思うのに、結局プシュッとしてるという(笑)。

 お風呂も5分とかで上がるし、とにかく男児2人育児は私のキャパ的に完全にオーバーです(苦笑)。

「美容は諦めてます」「太ってても許して(笑)」美容に気を遣う時間もないほど目まぐるしい日々

――モデルとして美容に気を遣ってこられたと思うんですが、そういう時間もままならない?

田中 もう諦めています。今はしょうがないかなと。だから、太ってても許して、と思ってます(笑)。

 たぶん、中にはお子さんが何人いてもキレイを保てる人もいると思うんですけど、私にはちょっとキャパオーバーです。

――インスタを拝見しても自然体といいますか、ほとんど更新されていなくて。

田中 子どもしか上げるものがないし、それって私の自己満だしなぁ、とか。だから上げるものがなさすぎて。で、何かあげるとヤフーニュースになることもあって、なんかなぁ……って思っちゃう。

――いわゆる「こたつ記事」ですよね。

田中 そう。私はファンに向けて発信してるのでヤフコメで傷つくのも嫌だし、それでどんどんSNSが遠くなっていきます(笑)。

――SNSで嫌な目に遭うことが多かった?

田中 やっぱり言われなくていいことも言われるじゃないですか。それを考えると、何をあげていいかわからなくなる。かつ、家のどこを切り取っても背景が汚すぎるから、もういいやって(笑)。

――昔から「自分は普通」といろんなインタビューで答えておられましたが、「映え」とかには興味がない?

田中 私ははなから諦めてます。朝は味噌汁かけご飯だよ、みたいな(笑)。みんなすごいなぁ、素敵だなぁって思ってます。

 子どもを送り出して何もない日は、おしゃれなランチより、YouTubeの「オウマガトキFILM」、あ、心霊YouTubeなんですけど、それを見ながらジャンクフードとかを食べてる時間が超幸せです(笑)。

撮影=杉山秀樹/文藝春秋

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 以下のリンクから、田中美保さんが芸能界デビューしたきっかけや、カリスマモデルとして大ブレイクするまでのエピソードをお読みいただけます。

2025年読まれた記事「インタビュー部門」結果一覧

1位:「夜はほぼ毎日ワンオペ」「美容は諦めてる、太ってても許して(笑)」2児の母になった“カリスマモデル”田中美保(42)が明かす、意外すぎる結婚生活
https://bunshun.jp/articles/-/88350

2位:自傷患者を“かまってちゃん”だと思っていた男性医師(50)が、世界で唯一の“リストカット傷あと特化クリニック”を開くまで「何人も診察していたら違和感が…」
https://bunshun.jp/articles/-/88349

3位:「あえて“むき出し”にしています」両手両脚を切断→体重35キロ減で“骨と皮だけのようだった”時期も…49歳の義足ランナーが語る“見られること”への素直な本音
https://bunshun.jp/articles/-/88348

4位:「目が覚めると両手両足が縛られて…」中3の授業中に激痛→左顔面に麻痺が残ったSHIBUKI(27)さんが明かす、絶望を感じた入院生活
https://bunshun.jp/articles/-/88347

5位:《25歳年の差婚》「あくまで『生徒さんの娘』という感覚でした」母親公認の交際で…50歳の夫が明かす年下妻との“2泊3日の初デート”
https://bunshun.jp/articles/-/88346

(小泉 なつみ)