石川・七尾の街が活気にあふれる能登最大級の春祭り「青柏祭」が3日から始まりました。

震災の爪痕が残る街に、巨大な「でか山」が力強い掛け声とともに動き出しています。

日本最大級の山車・通称「でか山」が七尾市内を駆け巡る青柏祭。

ユネスコ無形文化遺産にも登録されているこの祭りで、4日午前行われたのは、高さ12メートル、重さが20トンもある魚町のでか山巡行です。

午前7時半すぎ。

朝早くにも関わらず魚町のでか山の出発地点には多くの人の姿がありました。

ここから、約4時間をかけて府中町と鍛冶町のでか山が待つ大地主神社まで魚町のでか山を運んでいきます。

記者リポート「午前8時ですね。でか山が今動き出しました」

出発直前には冷たい雨がぱらついたものの、青柏祭ならではの木遣り唄の掛け声ともにでか山の巡行は盛り上がりを見せていきます。

記者リポート「掛け声とともに盛り上がりを見せていきます!早いです!」

参加者「(Qきょうは何時に起きて準備した?)「午前3時半」「午前4時」「がんばります!」

能登で1番盛大な春祭りとされる青柏祭。

県内外からの観光客に加え、子供達もでか山を引く綱に力をこめます。

七尾市内からの参加者「楽しかった。早かった」

そして、青柏祭の見せ場の一つが、でか山が進む方向を90度変える「辻廻し」です。

七尾のお祭り男たちが平均台ほどの幅の木の棒に並び、でか山を持ち上げていきます。

富山から来た女性「毎年来ています。街並みが解体とかして家が少なくなったところもあるんですけど、そこから復興にむけて頑張っているところが、応援したいなって思います」

七尾市は、2024年の地震で大きな被害をうけ、一時は2500人以上が避難を余儀なくされました。

4日のでか山巡行の沿道にも公費解体後の空き地がいつくも残されていました。

「ここも誰も住んでないし。あちらもそうですし。空き家ばっかりですよ。でも、やっぱり青柏祭となると子供が帰ってきたりしたりするので、いま2人暮らしだから子供やら孫やら帰ってきて嬉しい。(Q.そういう意味ではなくてはならない存在?)そうですね。この祭りは楽しみにしてますから」

新型コロナや地震の影響で、規模を縮小しての開催が続いてきた青柏祭ですが、去年、ようやく本来の姿を取り戻すことが叶いました。

魚町・郄荑勝成総代「能登の祭りはでか山からスタートして、奥能登のほうに、夏祭り・秋祭りとありますから、皆さんが元気になるような応援をしながらこの祭りをやりたい」

祭りで能登を元気にー。復興への思いを込めて、青柏祭は5日夜まで続きます。