重賞初勝利を挙げたフラフ(左から2頭目)=撮影・中山伸治

写真拡大

 「第62回兵庫大賞典」(3日、園田)

 6番人気のフラフが向正面で6番手から仕掛けると、4角で先頭に立って押し切り、重賞初制覇を成し遂げた。2着は4番人気のオマツリオトコが後方2番手から馬群を縫って頭差まで迫り、3着には3番人気のサトノルフィアンが先に仕掛けて粘り込んだ。

 6歳になったフラフがようやく重賞のタイトルを手に入れた。3歳でJRAから転入すると12戦11勝の快進撃を見せたが、古馬になって中距離の重賞に挑戦すると結果が出なかった。「スピード負けしていたので、今回は気分転換で」と松浦聡師。1400メートルへの距離短縮が功を奏した。

 初コンビの山本咲が大役を果たした。「しまいは確実に脚を使う。久々の千四なので、先生に『攻めていこう』と指示を受けた」。道中は先団につけて様子を見たが、向正面からはじけるようにスパートした。「馬がうなりを上げていた。調子はいいし、千四は実績もある」と鞍上。馬のリズムに合わせた騎乗が最高の結果につながった。

 次走は未定だが、短距離から中距離まで選択の幅が広がった。「賞金を加算できたのも大きい。他場へ遠征できるようにもなる」と松浦聡師。「フラフは少年みたいな心をして走るのが好き。その気持ちが折れなければ、まだやれる」。完成の域に達するのはこれからで、老け込むことはない。