イタリア代表が3大会連続でFIFAワールドカップ(W杯)出場を逃したことを受け、ベンフィカのジョゼ・モウリーニョ監督が同国サッカー界について見解を示した。ポルトガル『オ・ジョゴ』が伝えている。

 モウリーニョ監督はUEFA主催の主要3大会(チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグ)の全てを制した唯一の指揮官で、イタリアではインテルとローマを率いた経験を持つ。

 商業イベントのためミラノを訪れたポルトガル人指揮官は、イタリア『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じ、過去4度のW杯優勝を誇るアズーリの現状に関する質問に答えた。

 その中で、イタリアが世界の頂点に返り咲くために外国人監督を招聘する必要はないと指摘している。

「イタリアのサッカーは他の国と何ら変わらないと私は思う。ただ、ここでは定期的に調査を行い、組織を刷新できるという点が違うだけだ。ある人が私に、代表を指揮するかどうか尋ねてきた。私の答えは、外国人監督は必要ないということだ。(マッシミリアーノ・)アッレグリや(アントニオ・)コンテがいるし、他にも5、6人は挙げられる。問題はそこではない」

 モウリーニョ監督は、人口約1000万人ながら世界トップクラスの強豪であるポルトガルを引き合いに出し、イタリアも必要に応じてその仕組みを学ぶべきだと提言した。

「ポルトガルを例に挙げよう。人口1000万人の国がなぜワールドカップに出場でき、ヨーロッパのトップリーグで活躍する優秀な選手を数多く輩出できるのか、多くの人が疑問に思う。答えはこうだ。育成年代の大会がどのように運営されているか、そしてそれらのチーム内の環境がどうなっているかを見に来ればいい。それだけで理解できるはずだ。もしかしたら、真似してみるのもいいかもしれない」