「Make America Great Again(MAGA、米国を再び偉大に)」の帽子。[AFP=聯合ニュース]

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米国保守層の間で「MAGA(Make America Great Again、米国を再び偉大に)ガール」という愛称で人気を集めていたブロンド美女のインフルエンサーの正体が、インドに住む22歳の青年男性であることが分かった。

21日(現地時間)、米国の情報技術(IT)メディア「WIRED(ワイアード)」は、インドの医大生サム(仮名)が人工知能(AI)で作った偽のインフルエンサーを活用し、毎月数千ドルを稼いでいたと報じた。

米国への移民を準備中だったサムは、資金を得るためにハリウッド女優ジェニファー・ローレンスに似た美貌の看護師「エミリー・ハート」をAIで作り出した。

サムはインスタグラムやフェイスブックなどにエミリーのビキニ写真とともに「不法滞在者を追放せよ」「キリストは王であり、中絶は殺人だ」などの文言を投稿した。

このアカウントは開設から1カ月でフォロワーが1万人を突破し、動画の再生回数は最大1000万回に達したという。

サムは収益化の過程で、グーグルのAI「Gemini (ジェミニ)」の助けを借りたという。もともとサムは単に美女の画像で稼ぐつもりだったが大きな反響がなく、Geminiに助言を求めたという。

するとGeminiは「ありふれた美女のコンセプトはすでに飽和状態」とし、「可処分所得が高く、忠誠心の強いMAGA勢力を攻略せよ」というアドバイスをしたという。

サムは「米国に住んだこともないが、反移民や反中絶といったMAGAのイデオロギーを懸命に研究した」と話している。Geminiの助言は的中した。サムはエミリー・ハートの有料コンテンツやMAGA関連のTシャツを販売し、1日に30〜50分ほど働きながら毎月数千ドルを稼いだという。

サムは「MAGA支持者の中には間抜けが多いようだ」とし、「AIインフルエンサーのようなものをそのまま信じてしまう」とあざ笑った。

メディアによると、インスタグラムは今年2月、該当のアカウントを「虚偽の活動」と判断して削除措置を取った。フェイスブックも続いて関連の措置を取ったことが分かった。