伊勢茶の産地、三重県大台町で21日、伊勢神宮に奉納されるハウス栽培の新茶の初摘みが行われました。

大台町内で最も早い新茶の初摘みが行われたのは、大台町茶業組合が管理するハウスで、参加した地元の住民や役場の職員など、約60人が萌黄色の新芽をていねいに摘み取っていきました。

参加者は「お茶が大好きなので、自分が飲むお茶を摘んでみるのはすごく良い経験」と話していました。

今回手で摘まれたのは、旨味と甘み、そして渋みのバランスが良い「一芯三葉」と呼ばれる葉の先端のやわらかい芯と小さな3枚の葉で、上質であることから一部は伊勢神宮に奉納されます。

大台町は寒暖差が大きく、宮川流域に発生する霧がお茶の生育に適しているとされていて、肉厚に育った茶葉は二回、三回とお茶を淹れても、まろやかで香りとコクが長持ちするのが特徴です。

大台町茶業組合の中西一浩組合長は「今年は3月初めの寒さが影響して少し出遅れかと思ったが、組合員の努力でキレイなお茶が出た。少し出すぎなくらい」と顔をほころばせました。

今回収穫された茶葉は4月23日に伊勢神宮に奉納されるほか、伊勢市内でも販売されます。