「今までとは違う深刻さ」中東情勢悪化で原油由来のナフサが高騰 ポリ袋・手袋など値上げや出荷制限も
中東情勢の悪化により原油から作られる「ナフサ」の価格が高騰し、私たちの生活に欠かせない様々な製品に影響が出始めています。使い捨ての手袋やポリ袋などの値上げや出荷制限が相次ぎ、県内の卸売業者も頭を抱えています。
様々な食品の包装資材を取り扱う鹿児島市の「ミサカ」。弁当容器や袋、ラップなどあらゆる包装資材をメーカーから仕入れ県内を中心に小売店や飲食店などに卸しています。
「45リットル。一般的に使うゴミ袋ですね。こういったものもナフサの供給がなかなか難しいことによって、メーカーからは出荷制限がされたり」
取り扱う包装資材の8割から9割が原油由来の「ナフサ」を原料としています。中東情勢の悪化によるナフサの供給不安が深刻化しているといいます。
(ミサカ・上山正紀専務)
「これなんて空っぽです(え、入っていない)入荷されていない状態です(発注してもどのぐらい入ってくるか見通せない状況?)はい。メーカーの在庫によってはキャンセルされたり、例えば10頼んだものが1しか出せませんよとか、そういう制限をされている」
ポリ袋の在庫は平常時の半分以下になっていて、出荷を制限せざるを得ない状況に――。
医療現場や食品を扱う現場で欠かせない使い捨ての「ニトリル手袋」も不足しています。メーカーからは、毎日のように製品の大幅な値上げや受注停止の知らせが入っているといいます。
(ミサカ・上山正紀専務)
「4月に入ってから一気に状況が変わってきて、まだ4月半ばなんですけど、こういったものが品薄状態が続いています。もう日に日に状況が悪化している。(ここまでの状況は今までにあった?)今回の状況はちょっと今までとは違う深刻さがある」
弁当容器や食品用トレーなどについてはまだ値上げの知らせは来ていませんが…
(ミサカ・上山正紀専務)
「こういったものも石油製品からできているので、今後値上げの対象になってくると思います」
例年、大型連休前は多めに発注する店も多いといいますが、今はそうした発注も受けられず心苦しいと話します。
「物の供給がまずできないというところが一番心苦しい。価格に関しては適正な価格に戻していただけるというのが一番の望みですね」
私たち消費者に出来ることはあるのでしょうか。
(ミサカ・上山正紀専務)
「通常、気にせず使ってた商品を少し辛抱しながら長く使う。リサイクルしたりとか工夫をしてこの危機を乗り越えていくのが大切なのかなと思う」
先行き不透明な中東情勢。影響の広がりが懸念されます。
