イメージ画像

写真拡大

8日、小池百合子東京都知事は東京都内の公園で倒木が相次いでいることを受けて、公園や道路など都の施設に植えられている樹木の一斉の緊急点検を行う事を発表した。

都内公園の倒木事故は近年相次いで発生しており、2025年度には84カ所ある都立公園では少なくとも85件の倒木が発生し、うち3件は来園者がけがを負っている。

倒木は今年に入っても相次ぎ、世田谷区の砧公園(きぬたこうえん)では5回もの倒木事故が発生。3月には桜の木の下敷きになり女性がけがを負い、4月にもけが人こそ出なかったが桜の木が倒れている。

9日現在、桜の開花による花見シーズンは終了しているが、今後ゴールデンウィークにかけて都立公園などでは行楽客が増える見込みのため、小池都知事の判断は妥当と言える。また、東京都だけではなく倒木事故は福岡県や岡山県などでも発生している。

2025年から今年にかけて倒木事故が相次いでいるのは、一部では昭和時代の「高度経済成長期」(1955~1975年頃)に植えられたとされる「樹木の老朽化」が原因なのではないか、ともされている。

昭和時代、高度経済成長期の日本は大気汚染の緩和および樹木の減少を危惧し、全国に街路樹を植えた。

街路樹は木の種類にもよるが、桜が咲くソメイヨシノなら60~80年ほどで、ケヤキやイチョウと違い非常に短いことが特徴だ。ソメイヨシノが1960年前後に植えられたならば2020年以降はいつ寿命を迎えてもおかしくなく「樹木の寿命」が倒木の原因ではないか、とする声も多い。

東京都だけではなく、日本全国で「木の寿命」を調べる必要があるかもしれない……。